ぶっちゃけ楽天モバイルは評判良いの?現役エンジニアがメリット・デメリットを徹底解説します!
「楽天モバイルって本当に満足度高いの?」
「楽天モバイル繋がりにくいと聞くけどどうなんだろ?」
「ぶっちゃけ楽天モバイルどう?」
第4のMNOとして2020年に登場した楽天モバイルUN-LIMITをご存じでしょうか?
「2021年 オリコン顧客満足度®調査 携帯キャリア 総合ランキング 第1位」を獲得した楽天モバイルが気になってきている方多いのではないでしょうか。
他の3つのキャリアであるドコモ、au、ソフトバンクに比べ、どれだけ使用しても3,278円と圧倒的に安く、乗り換えただけで毎月の支払いの安さに驚愕する方も多いとか。本記事ではそんな楽天モバイルをメリット・デメリット観点から徹底的に解説します。
楽天モバイルの基礎情報についてはこちらをご覧ください。
楽天モバイルとは?第4のMNOの基本知識
楽天モバイルの概要
楽天モバイルとは、楽天モバイル株式会社が提供する移動体通信事業のサービスブランドであり、格安SIMサービスです。
ドコモ、au、ソフトバンクに対抗する第4のMNOとして立ち上がり、5G対応にもかかわらず非常に安価な料金プランで世に衝撃を与えました。
3キャリアは料金プランが分かりにくい、そもそも料金が高い、解約金が高いなどと言った不満を持つ方も多く、楽天モバイルはそれらを撤廃する形のサービス体系だったため、非常に好印象でした。
楽天モバイルの料金プラン


楽天モバイルは1プランしかなく、使用データ量に応じて料金が決まる従量制を採用しています。
楽天モバイル | ~3GB | ~20GB | 20GB以上~ |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
データ量 | 3GB未満 | 20GB未満 | 20GB以上 |
無料通話 | Rakuten Linkで無制限無料 | ||
通話料 | 22円/30秒 |
楽天モバイルの通話オプション
楽天モバイルの通話はRakuten Linkを活用すると無制限無料になるため、通話オプションは数は少なく1つのみとなります。
1回15分かけ放題 | 【1,100円】1回15分以内なら何度でも無料 |
初めての申込みなら通話オプション3ヵ月無料で使うことが可能なお得なキャンペーンを実施中です。


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楽天モバイルのメリット
満足度が高い楽天モバイルですが、どのようなメリットがあるか見ていきましょう。
楽天ポイント還元で実質価格が安い
楽天モバイルでは楽天ポイント還元があり、端末セットで購入することで合計約2~3万ポイント還元があります。
時期にもよりますが、SIMのみ契約でもポイント還元があったりもします。初期費用が0円、使わなければ維持費も0円なのにもかかわらずポイント還元があるので、ポイント分だけ得したりします。
従量課金の1プランで使わない月は0円!
料金プランの項でも紹介しましたが、1GB未満の利用量だと月額0円となります。
つまり毎月1GB未満の方にとっては0円でスマホを持てるようになるし、逆に1GB未満までしか使わないようにして0円で運用していく方も多いです。



僕自身も「1GBだけ使えるサブ回線」として2020年からずっと0円運用しています。
データ容量無制限で上限値3,278円
20GBを超えると、そこから先の料金は上限値3,278円に達します。それ以降はどれだけ使っても速度制限に引っかからずのため、大量に使ったとしても3,278円となります。
3キャリアならば使い放題プランは約6,000~7,000円程しますが、楽天モバイルでは大手3キャリアの半額程度で使い放題ができると言ったメリットがあります。
Rakuten Linkで通話が無制限で無料!


楽天モバイルの最大の強みですが、Rakuten Linkを利用すると通話料がどれだけかけても無料となります。
状況によっては若干音質が低下したりと無料ならではのクオリティを感じることもありますが、基本的にはほとんどの方は十分満足できるような品質となっています。
品質面含めて、なぜRakuten Linkを使うと無料で通話ができるのかについて詳細が知りたい方は「Rakuten Linkがなぜ通話料無料で通話できるのか?その仕組みを解説します。」を先にご覧ください。
楽天モバイルのデメリット
楽天モバイルの利用者から良く挙げられるデメリットを解説していきます。
基地局が少なく、繋がりにくい
楽天モバイルは第4のキャリアという位置づけであり、自社で通信設備を持っています。
ですが、基地局数はドコモ、au、ソフトバンクに比べると圧倒的に設備が不足しておりまだまだ繋がりにくさを感じる地域があります。
楽天モバイルは約35,000局しかなく、他の3キャリアが200,000局以上あるので、まだ整備には時間がかかるだろうと言われています。
とは言え、首都圏などでは割と網羅されているので繋がりにくさを感じることは少ないのかな、と感じます。
プラチナバンドを持たず、屋内で不安定になることも
電波の入りやすさに影響してくるのは上記基地局の数と、電波に使われている周波数があります。
楽天モバイルはプラチナバンド(比較的低い周波数)を持たないため、障害物の影響を受けやすく、屋内では電波が入りにくい場合があったり、電波が弱いため通信速度が遅いということもあります。
これらの周波数の詳細やメカニズムに関しては、楽天モバイルの繋がりにくさを網羅的に紹介している「楽天回線エリアなのに楽天回線に接続されない理由と対処法」をご覧ください。
パートナー回線停波で圏外地域も増加…
楽天モバイルは電波の入りづらさ、基地局の少なさからキャリアから借りたパートナー回線も併用していましたが、徐々に停波していっているため、楽天モバイルが入らない地域では残念ながら圏外となってしまいます。
論理的な人口カバー率は96%を突破したようですが、残りの4%のユーザーはカバー範囲外となり使えないということに注意しましょう。
3GB、20GBの料金が安いわけではない
3GBで1,078円、20GBで2,178円で当初は低料金で衝撃を受けましたが、2022年4月の時点ではさらに安いMVNOも出現してきておりそこまで安いとは言えなくなっています。
3GBは1,000円以下、20GBは2,000円台が主流になってきており、楽天モバイルは高い部類とも捉えられるのではないでしょうか。
格安SIM事業者 | 価格(3GB) |
---|---|
UQモバイル | 1,628円 |
楽天モバイル | 1,078円 |
OCNモバイルONE | 990円 |
LINEMO | 990円 |
NUROモバイル | 792円 |
日本通信SIM | 730円 |
詳細については、3GBで比較した記事「3GB向けおすすめ格安SIMを比較!3GBあればどのくらい使える?」をご覧ください。
格安SIM事業者 | 価格 |
---|---|
楽天モバイル | 3,278円 |
LINEMO | 2,728円 |
NUROモバイル | 2,699円 |
QTモバイル | 2,200円 |
日本通信SIM | 2,178円 |
NURO(NEO Lite) | 2,090円 |
IIJmio | 2,000円 |
LIBMO | 1,991円 |
詳細は20GBで比較した記事「【徹底比較】20GBで2,000円以下の格安SIMってある?最安プランはこれだ!!」をご覧ください。
ただ、楽天モバイルの特徴としては、使わなかった月は支払額が下がったり20GB以上ならどれだけ使っても無制限だったりと極端に使うユーザーや極端に使わないユーザーにとってはメリットを感じれる部分はあります。が、基地局が少なく繋がりにくさも相まって、他の格安SIMの方が使い勝手は良いのではないかと感じます。
そのため、1GB未満の方や20GB以上使う方ならコスパも高いと思います!(1GBで0円ですからね!)
よくある質問と回答
さぁ、楽天モバイルを契約しよう
繋がる地域ではサクサク繋がる1プランの楽天モバイル。たくさん使いたい方は20GB以上でも3,278円とかなりやすく大容量使うことも可能です。
楽天モバイルは契約しているだけでSPUが+1倍になったりと、楽天経済圏で真価を発揮するので、楽天市場をよく使う方には契約していて損はないと思います!
参考リンク
楽天モバイルについては、本サイトでネットワークエンジニアの視点でかなり多く取り上げているので、是非目を通してみてくださいね。
▶【エンジニアが解説】楽天回線エリア内なのに楽天回線に接続されない理由と対処法
▶僕だけが知っている楽天モバイルに乗り換える前に知っておきたいデュアルSIM【DSDV活用術】
▶通信障害に備えて予備回線を持っておこう!楽天モバイルが0円でおすすめ!