こんにちは!自称格安SIMマイスターの"わい"です。

楽天モバイルと契約して20日ほど経過しましたが、快適に楽天回線が使えています。

が、しかし本業としてネットワークエンジニアをしているからか、非常に気になるネットワーク問題を発見したので記事にしました。

楽天回線とパートナー回線どちらの電波を掴むかは、band固定しない限り、その時々の電波状況によるというスマホの仕様のようで、楽天回線エリアにいてもパートナー回線を掴むことがあるということです。

本記事のターゲット
  • 楽天回線エリアなのにパートナー回線のギガを消費している
  • 楽天回線エリアなのに速度制限がかかった
  • 楽天回線エリアなのにパートナー回線で接続される理由は?
  • 楽天回線(band 3)だけ接続できるようにできないか?
  • パートナー回線(band 18)に接続しないようにしたい

    こういった疑問を持つ方向けの記事となっています。

    楽天回線エリアなのにパートナー回線に接続されている事がある

    楽天モバイルUN-LIMITのSIMを使ってデータ通信していると、急に遅くなり速度制限にかかってしまうことがあるようです。

    どうやらその原因は『楽天回線エリアなのにも関わらず、パートナー回線(au回線)につながっている問題』が多々起きているらしいです。

    別にインターネット使った結果だからいいじゃん!って思うかもしれませんが、何が問題かというと、楽天回線はいくら使ってもデータ通信容量無制限でいわゆる”使い放題”なのですが、パートナー回線(au回線)は5GBと制限があります。

    そのため、万が一に備えてau回線は極力使いたくないというのが、スマホユーザーの心理なのです。私も1GBくらいは使ってもまぁ良いかと思っちゃっていますが、確実に4GBくらいは残しておきたい感じです。

    楽天回線とau回線の接続周波数バンドの違い

    まず前提知識として、キャリアによって接続周波数帯が異なるのですが、楽天モバイルが提供しているサービスとして扱える周波数帯(band)は以下の2種類となっています。

    楽天回線の使用する周波数帯
    • Band 3 [1.7 - 1.8 GHz](1730MHz~1750MHz/1825MHz~1845MHz)
      楽天モバイルが唯一扱える周波数帯。他のキャリアも使用している周波数帯であり、日本で発売されている端末であれば確実に問題ない。
    • Band 18 [800 MHz](815MHz~830MHz/860MHz~875MHz)
      上記、楽天回線(band 3)の基地局に接続できない時にこのバンドをauから借りて接続する。楽天モバイルの基地局はまだまだ少ないので、band 18にも対応する必要がある。
      (参考:総務省「1.7/3.4GHz帯の周波数再編の概要」)

    そんなわけで、どうやらうまくband 3の電波が拾えない時はband 18へ接続しに行くようです。

    確かにband 3は周波数帯が1.7 - 1.8 GHzと高く、電波の性質上、遮蔽物に回り込めないので3大キャリアの電波に比べるとつながらない時が多いと思います。

    (ちなみに無線LAN(Wi-Fi)は主に2.4GHzを使っているので、Wi-Fiに比べるとつながりやすいので、そこまで神経質になる必要はないです。)

    接続周波数帯(バンド)の調べ方

    複数のやり方がありますが、最も手っ取り早いのは「LTE Discovery」です。

    https://play.google.com/store/apps/details?id=net.simplyadvanced.ltediscovery&hl=ja

    上記アプリをインストールしSIGNALタブへ、そして下部のEARFCNを確認するとband 3となっているので、私のいるこの場所では楽天回線に接続されています。

     

    楽天回線エリアではbnd3

    一方で、少し遮蔽物の多い場所に移動してみると、、、下記の画像のようにband 18に変わることが分かります。

    パートナー回線へ接続されてしまっています。楽天回線エリアにいるのにパートナー回線につながるという現象です。

    楽天回線エリアなのにパートナー回線につながる

    家の隅にいると大体band18に繋がってしまいました。

    原因はモバイルネットワークの仕様か

    ここまで見てると、原因はわかってくると思うのですが、band3エリアにしてもband18を掴むというのはスマートフォンの通信品質を担保する上での技術(ハンドオーバー)の仕様によるものだと思います。大学の教科書や参考書によってはハンドオーバーはハンドオフやローミングとも呼ばれることがあります。

    スマートフォンは、複数の基地局から報知される電波を常に受信しながら移動しているのですが、今通信に接続している基地局との距離が大きくなればなるほど、受信電波強度が下がってしまいます。つまり、通信速度が遅くなります。

    ハンドオーバーの図

    そうなるとある一定の電波強度まで下がると、現時点で最も近い基地局へ接続を切り替えます。この切替作業のことをハンドオーバーと呼んでます。

    この仕様が原因で、band3との電波強度が一定の値まで落ちると、その時に電波強度が最も強い基地局がband18のパートナー回線であれば、楽天回線エリアなのにもかかわらずパートナー回線につながってしまうということです。

    もちろん、楽天回線基地局をハンドオーバーし続けるというのもありかもしれないですが、周波数帯が1.7 - 1.8GHzがゆえに、遮蔽物の影響を受けやすく、電波強度の低下がパートナー回線より頻繁に起きます。

    楽天回線の基地局のみあればよいのですが、au回線がゆえにほぼ日本を網羅していますので、無理な話かもしれませんね。。。

    見通しの可能な平野などでは楽天回線でも安定しそうです。

    楽天回線のみ使うための対処方法

    とりあえず原因は想定できたので、対処の方法として、以下の2つの方法があります。

    • 楽天回線のband3の電波だけを拾うようにする
    • 楽天回線band3時はモバイルデータON、パートナー回線band18時はモバイルデータOFFにする。

    というのが最も速い簡単な方法です。

    どちらもパートナー回線は”使用しない or 使用しても微々たるもの”にすることが可能です。

    楽天回線のband3の電波だけを拾うようにする

    裏を返せばband18を掴まないように設定するという方法です。W04向けにはそういったアプリや方法があるのですが、スマホには機種固有だったりメーカー固有だったりと、一部の端末にはあるっぽいです。

    例えば、一部のスマホでは開発者オプションを有効(本当に必要かは定かではない)にしたのちに電話ダイヤルアプリを開いて「*#*#4636#*#*」や「*#*#2263#*#*」と打つことでBandSelectモードに入れたりします。

    どうやら*#*#で始まるコマンドは、隠しコマンドと呼ばれているようです。携帯ショップの店員さんが打ち込んだりしてSIM Lockを解除したり、スマホの固有値を知りたかったりしたときに活用していると聞きます。Androidだとメーカー毎に細かな部分で操作が違ったりするので、それを共通化しているイメージです。

    私のOPPO Reno Aには隠しコマンドはありました。

    ダイヤルアプリで「*#899#」と入力すると以下のようなエンジニアモードへ入ります。

    OPPO Reno Aのエンジニアモード
    OPPO Reno Aのエンジニアモード

    エンジニアモードでbandSelectのようなものを探してみたのですが、どうやらなさそうです。automatic testやmanual testといった、工場での出荷前試験をするときのようなモードですね。

    上記動画のコマンドが使える方は使ってみてください。

    他の機種であれば、ここにネットワークのBand Selectができるようです。OPPOじゃ無理なのかな?ファームアップにより穴を閉じられたという情報もあったので、それが原因かもしれません。

    他の隠しコマンドについては以下のページにまとまっているので、興味あったら覗いてみてください。

    OPPO All Hidden Secret Codes List

     

    もしroot化を必要とせずに標準でband固定できる方法を見つけた方いたら教えてください。笑

    楽天回線(band3)時のみモバイルデータONにする

    楽天回線に接続時にはモバイルデータをONにし、パートナー回線と接続された場合はモバイルデータをOFFにするようにアクションをつくることができれば実現します。

    動作とそのトリガー
    • 楽天回線に接続するとモバイルデータONにする
    • パートナー回線に接続するとモバイルデータOFFにする

    上記のような動きをしそうなアプリがありました。

    接続回線判定」というアプリです。

    アプリ接続回線判定

    ダウンロードしてポップアップで聞かれる権限をONにすると、このような画面になります。

    この画面だと「楽天回線」と表記があるように楽天回線に接続中です。

    au回線につながっているときは「AU回線」と表記されます。

    端末が掴んでいるbandが3なのか18なのかを裏で読み取って判定しているだけのようなシンプルな動きと思います。

    楽天かパートナーか接続回線を判定するアプリ

    これの良いところは、AU回線(bnd18)接続時には通知が来ることです。

    通常では掴んでいる回線バンドを意識することは無くbandが変わっても気づかないのでそのままAU回線で通信をしてしまうのですが、このアプリだとband 18を掴むと必ず通知が来るので、自分から気付けるようになります。めちゃくちゃありがたい。

    1つ惜しいところが、やはりROOT化しないと自動でモバイルデータOFFができないところ。

    通知が来たら手動でモバイルデータOFFにすればいい話なのですが、どうせならOFFにしちゃってよ!と言いたいところですが、出来ないようです。涙

    まとめ

    楽天回線エリアなのにも関わらずパートナー回線を掴んでしまっているときの対処法ですが、私の持っている端末では実現できませんでした。

    • 楽天回線のband3の電波だけを拾うようにする(band固定)
    • 楽天回線band3時はモバイルデータON、パートナー回線band18時はモバイルデータOFFにする。

    機種によっては、エンジニアモードに入りBandSelectができれば、band3だけを拾うことが可能になります。少し古い機種だとband固定できる可能性があります。

    私のような方の今の最善策は「接続回線判定」アプリを導入し、AU回線を掴んだときは通知が来るようにし、それに応じてユーザーが利用をやめるといった手動での対応となりそうです。

    以上『楽天回線エリアなのにパートナー回線に接続される時の対処方法』でした!

     

    おすすめの記事