【改悪あり!?】皆が見逃しているpovo2.0と契約する前に確認したい絶対注意すべき3つとメリット



povo2.0よさげだから契約しようと思うんだけど、使い勝手どうなんだろう?落とし穴とか無いのかな?
本記事は、auの格安プランであるpovo1.0からpovo2.0になったメリット、デメリット、注意点を解説する記事です。
ついに2021年9月29日からpovo2.0が開始となりますね。契約しようとしている方も多いのではないでしょうか。
しかしですね、povo2.0には改悪された意外な落とし穴やデメリットがあり、もしかしたら見逃しているかもしれませんので、その注意すべきコトを解説したいと思います。



特に「スマホ使いすぎちゃうんだよなぁ」と自己管理ができない方は要注意ですよ。
povoの公式サイトにもいかにも当たり前のように書いてて僕も少し見逃していた部分があったので、是非とも情報共有ということで本記事を執筆しています。
povo2.0と比べると、やっぱり個人的にはLINEMOの方が評判よくメリットもありおすすめかなぁと感じてます。
うん、やっぱりpovoは複雑だ。
前置きが長くなりましたが、それではさっそく注意すべき点について解説していきます。
povoの基礎情報についてはこちらをご覧ください。
povoとpovo2.0の違い


この前のauの何かの発表会にてpovo2.0が明らかになり、約半年の時を経てpovoはpovo2.0に進化しました。
この進化による大きな変更点は以下です。
- スマホ料金の常識だった”月額”が廃止された
- 20GBで固定だったデータ量でさえも、トッピングオプションとなった
- 速度制限時の速度が1Mbps→128Kbps(0.128Mbps)に改悪された
なに言ってるかかよく分からない方もいると思うので、それぞれ詳しく注意点を確認していきましょう。
ちなみにauからpovo1.0への乗り換えはMNPが不要だったのですが、povo2.0ではMNPが必要となってしまいました。
注意1|スマホ料金の常識だった”月額”が廃止された
povo2.0で現時点で選択できるデータプランは以下のとおりです。
- データ使い放題/330円/24h
- 1GB/390円/7日
- 3GB/990円/30日
- 20GB/2,700円/30日
- 60GB/6,490円/90日
- 150GB/12,980円/180日
料金プランとして月間のデータ量を購入(トッピング)するのではなく、24hか7日か30日、90日、180日の中から選択します。



この時点で、スマホの料金プランに疎い方たちは頭の中で「?」が浮かんできているのではないでしょうか。
ちなみに30日と書いてあるのにも理由があって、1か月が31日あっても30日しか有効ではないということです。注意してください。
月初の契約ならまだ良いですが、中旬とかに契約するとデータ容量の有効期限にはかなり気を使わないと忘れてしまいそうですよね。
この点が、注意してほしい1つ目の点です。
注意2|20GBで固定だったデータ量でさえも、トッピングオプションとなった


上記でも少し触れていますが、データ量が20GBで固定だったpovoが、2.0では様々な容量が選択できるようになりました。
選択できるデータプランと注意すべきこと
povo2.0では1GB、3GB、20GB、60GB、150GBから選べ、小量から大容量までかなり柔軟になったと思います。
ですが、20GB以降のプランは90日、180日と大容量かつ長期の契約になりますが、30日あたりに換算すると大体20~25GB使う想定での契約と考えることができます。
▼180日プランを30日で換算してみました。(6で割った)
日数 | 価格 | データ量 |
---|---|---|
180日 | 12,980円 | 150GB |
30日 | 2,163円 | 25GB |
つまり、25GBで2,163円となるので競合のahamo(20GBで2970円)やLINEMO(20GBで2728円)と比べるとかなり安いプランとも言えそうです。



長期契約なので1か月あたりの価格は割安になっているよ!
6ヵ月間を見据えて、毎月のデータ量を自身でコントロールできる方であれば、1ヵ月25GBを基準にしてデータ量を前借りする月があったり、節約する月があったりと計画的な運用が可能になります。
1GBプランは7日なので1か月利用の主たる選択肢になりませんよね。あくまで容量追加のイメージです。
すると実質的にはpovoは3GB、20GBしかないことになります。ここはLINEMOに似ている点ですね。
楽天モバイルやLINEMOに対抗して3GB990円のプランを出してきていますが、楽天やLINEMOは月間であるのに対し、povoは30日間であることに注意です。
povo2.0の3GBプランを31日換算すると1023円となるので、楽天モバイル(1,078円)よりかは安いですが、LINEMO(990円)よりかは高くつきます。
ハイペースで使うと格安プランなのに高額になるケースも
例えば『150GB/12,980円/180日』のトッピングを契約したとしましょう。
180日ということは約6か月の大型契約となります。この6か月で与えられた150GBをやりくりしていく必要があります。
前半3か月で30GBしか使わなければ、残りの3か月間で120GB(1か月40GB)使えるようになるということで、お得感が出ます。
このようにペース配分を考えられる方であればpovo2.0の柔軟性は良い方向に働きます。
が、しかし、
前半3か月で120GB使ってしまうような方も一定数いるんじゃないかと思います。
その場合、残り3か月を30GBで過ごさなければなりません。
…きっと無理ですよね。
その場合は全て使い切った日には速度制限128Kbpsとなってしまうため、再度トッピングする必要が出てきます。
このような状態に陥った時、6か月トータルで見ると結果的に高額になってしまうケースが考えられることに注意してください。
この点が、注意してほしい2点目です。自己管理をしっかりと行ってくださいね。
データ容量繰り越しは存在するか?
繰り越しがあればまだ救われますが、このトッピングの仕組みである以上データ繰り越しは無いと思われます。
何日間繰り越せるかも未だに情報が明らかになってないですからね。
povo2.0の作り手の方も考えるのが面倒だったのでしょうか。
「あれ?月末でもギガ十分余ってるのになんか遅いな?」と感じたら、多分それは期限切れを起こしてしまっています。
注意3|速度制限時の速度が1Mbps→128Kbps(0.128Mbps)に改悪された
以下のPDFに「データ容量が0GB時の速度は最大128Kbps」と記載があります。
▶https://povo.k-digitallife.com/teaser_top/assets/document/spec_pc.pdf
povoではデータ容量が20GB超過時は速度制限がかかり最大1Mbpsとなっていました。
povo2.0では仕様が変わり、もともとデータ容量トッピングを買わなければ0GB扱いとなるので、毎月0円で契約維持をし続けることが可能です。
(180日間有料トッピングの購入がないと利用停止・契約解除になるようです。)



要はデータ容量を購入するまでは容量ゼロなので速度制限がかかりっぱなしの状態ということです。
povo2.0で速度制限時に1Mbpsも速度が出てしまうと、データ容量トッピングは買わなくて良いと考える方が出ると考え、制限時の速度を大幅に減らしたのでしょう。
データ量の利用ペース配分を間違えて、使い切ってしまうと128Kbpsにまで落ちてしまい、トッピング追加購入がほぼ必須の状態になってしまうことに注意してください。
これが注意してほしい3点目です。
povo2.0のメリット
povoのメリットは長期契約すると超コスパが良い点です。


povo2.0は月額ではなく長期の大型契約ができ、長期になればなるほど1ヵ月当たりの料金は格安になります。
例えば、上記でも示していますが、180日契約を30日換算した場合は以下のようになります。
日数 | 価格 | データ量 |
---|---|---|
180日 | 12,980円 | 150GB |
30日 | 2,163円 | 25GB |
1ヵ月で25GB使え、2,163円になります。
そのため、他の20GBプランと比較してもかなりコスパが高くなります。
ahamo、LINEMO、NUROモバイルNEOプランと比較してみましょう。
比較 | povo | ahamo | LINEMO | NUROモバイル(NEOプラン) |
---|---|---|---|---|
データ量 | 25GB | 20GB | 20GB | 20GB |
月額料金 | 2,163円 | 2,970円 | 2,728円 | 2,699円 |
1回5分通話 | +550円 | 上記に込み | +550円 | +490円 |
1GBあたりの価格 | 86.52円/1GB | 148.5円/1GB | 136.4円/1GB | 134.95円/1GB |
ただし、ahamoは1回5分通話が月額料金に入れこまれているため、若干割高に見えてしまいますが、通話オプションを契約する必要がありません。
1GBあたりの単価で見てもいかにpovoの長期契約がお得かが分かるかと思います。ただ、一度180日のトッピングを購入してしまうと6ヵ月間は契約すると支払った分がもったいないので実質的な縛りになるかもしれません。
とはいえ、1年くらいは使うと思うので気にする人はほとんどいないと思います。
povo2.0を有効に利用する僕の考え・思い
povo2.0は0円で6ヵ月は維持できる特徴があるため、メインの回線にするよりかデュアルSIMを前提としたサブ回線として新規契約して保持するのが良いのかなと感じています。
その理由としては、例えばメイン回線でドコモ回線(docomo、ahamo、ドコモ回線を利用した格安SIMなど)を契約しているとしましょう。
もしドコモ回線が通信障害で繋がらなくなってしまった場合に、povo2.0のau回線に切り替えられることで通信障害を回避することが可能になります。
通信できない不安を抱えるなら、少しでも回避策を考えておく方が今後の安心にも繋がるのかなとネットワークエンジニアの僕は個人的に考えています。
このような考えのもと、回線障害時の保険用としては楽天モバイルかpovoが0円維持できるのでベストですね。
回線の保険の考え方、方法などの詳細に関しては「楽天モバイルのデメリットが気にならなくなる唯一の裏ワザ的な活用方法」を参考ください。



そんな僕は3回線(ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル)切り替えられるようにしています。
本記事のまとめ
povo2.0にて、より柔軟になったのは確かですが、柔軟になったゆえに複雑になったとも言えます。
昔は3大キャリアしかいなかったけど、今は3大キャリア、その格安プラン、格安SIM、そして第4のキャリア楽天モバイルと、数多く事業者がいる中でpovoを選択する方は何割いるのかが個人的には気になるところです。
そもそもpovoはオンライン契約というハードルを越える人が対象だから若者中心に広がるのは確かだと思いますが、さすがに契約者数減るんじゃないかなと感じています。
(僕の考えが世間からかけ離れてたらアレですが。)
と、注意点ばかりを今回は記載していきましたが、大手キャリアのauの格安プランであり通信速度等は全く問題ないので、複雑と思わない方や仕組みが理解できる方は、povoは柔軟性の高さが大きなメリットとなるので、ぜひ契約してみてください。
ありがとうございました。
参考リンク
LINEMOの記事はこちらにあるので、確認比較してみてください。
▶使い比べて分かったLINEMOのミニプラン(3GB)の評判が最強な理由【レビュー・口コミ】