2020年10月で丸2年が経過したので、僕が今メイン回線として利用しているOCNモバイルONEの使い勝手やメリット、デメリットなどを評価しようと思います。本当の価値が分かってきました。
OCNモバイルONEってどこの事業者だっけ?という方は一度「OCN モバイル ONE(公式ページ)」 を覗いてみてください。
「あぁ、ここの事業者か」と分かるかと思います。田中みな実さんが出演してくださっています。
ちなみに僕は大手企業でネットワークエンジニアをしており、情報通信や有線/無線のネットワークには多少なりの知識があります。
そんな僕ですがOCNモバイルONEをかれこれ約2年使用しています。
実際、僕が支払っている利用明細はこちらの記事「【評判良し】僕のOCNモバイルONEの明細を公開する 」に記載しています。1年分の支払いを一覧化しているので、年間のトータルコストが気になる方は確認してください。
結果的にはOCNモバイルONEに乗り換えて超満足です。
使い勝手はdocomoと変わらず、1ヵ月で5000円(1年で6万円)浮きました。
執筆者:わい
ネットワーク資格取得済み。
通信に関しては、企業ネットワークや4G&5Gに加え、キャリア側、ユーザー側双方の通信の仕組みを知っていたりします。
スマホ代は1台月々1,180円。現在はデュアルSIMで楽天モバイルも契約中。スマホは非常時に備えて2台持ち。
- OCNモバイルONEの評判が気になってる人
- ドコモユーザーの人
- スマホ料金を節約したい人
上記ような方の格安SIMに対する速度や使い勝手に対するモヤモヤした気持ちを晴らすブログ記事となります。
僕自身の感じたデメリットに加え、ネットに書き込まれた情報等を色々と調べたところ、OCNモバイルONEには以下のようなデメリットがあることが分かりました。
格安SIMがゆえに通信速度は若干落ちますが、普段使いには困らないでしょう。
OCNモバイルONEのネット上の書き込みから得られた評判・口コミ
- キャリアのメールアドレスが使えなくなる
- キャリアに比べ店舗がなく、サポート難あり
- キャリアに比べると通信速度が落ちる
- LINEのID検索ができなくなる
同様にメリットも調べたところ、以下のメリットがあります。もちろん僕自身が2年間使用した実体験も踏まえています。格安SIMがゆえの低価格以外にも様々なメリットがあります。
- docomo回線では品質が良く低価格
- 新契約時の端末価格が安い(新製品発売セール)
- Musicカウントフリーがある(無料:申し込み要)
- 機種変時も割引サービスがある
- メールアドレスが貰える
- データ繰り越しが可能
- 複数端末で容量シェアが可能
- 全国約87,000カ所の無料Wi-Fiスポットが使える
- 端末発売セール(破格!)
では以下に1つずつ中身をご紹介していきたいと思います。
『OCNモバイルONE公式ページ』
OCNモバイルONEの4つのデメリット
OCNモバイルONEのどういうところがデメリットなのかについて詳細を確認していきましょう。
キャリアのメールアドレスが使えなくなる
どこの格安SIMでも一番初めに思い浮かぶデメリットですね。キャリアで使用していた「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」等が利用できなくなります。
今もなおキャリアのメールアドレスを使用している場合は、予めメールアドレスの変更を通知しておきましょう。
キャリアメールの代替としてはGmailやYahoo!メールが人気です。
その他メールアドレスのことに関しての詳細は「格安SIMでキャリアメールの必要性は?全く不要と僕が断言する3つの理由」にも記載しています。
なお、OCNモバイルONEと契約するとOCNモバイルのメールアドレスが付与(無料)されますので、それを利用するのも良いでしょう。

友人や家族とはLINEで済むし、メールが必要な場合はGmailで済んでいます。
キャリアに比べると通信速度が落ちる
格安SIMといえばキャリアに比べ速度が遅い、と有名でしょう。
格安SIM業者(MVNO)はキャリアから回線の一部を借りて事業をしている事業者のため、仕方のないものだと思っています。
速度が落ちると言っても、docomo系格安SIMでは最も速度が高く『MM総研 2020年10月 MVNOネットワーク品質調査』によると、docomo回線通信品質に関して、二期連続・総合1位評価を獲得しています。
つまり、docomo回線を利用する数ある格安SIMの中でも、OCNモバイルONEが通信品質はダントツで優れています。

キャリアに比べ店舗がなく、サポート難あり
OCNモバイルONEにはキャリアショップが存在しません。そのため「何か起きたらとりあえず携帯ショップへ行こう」と考える方にとってはかなり不便に感じる可能性があります。
上記のように携帯ショップ頼みの方には残念ながら格安SIMはオススメしないです。「やっぱり安かろう悪かろうの格安SIMだ!」と言われかねないので。。。
とはいえ、電話サポートはあるので、操作の方法をオペレータから教えてもらったり等で自力で解決させることができる方や、キャリアショップの手厚いサポートまでは不要という方向けです。
今だとインターネットで検索すれば大体の解決策やそれに関する情報は見つかるので、そこまで致命的なデメリットというわけでもないと僕は思っています。
LINEのID検索ができなくなる
年齢認証ができないがゆえに、LINEのID検索が使用できなくなります。
しかしID検索の代替方法はふるふるやQRコード等いくらでもあるので、ID検索に固執する必要もないかと思います。
僕自身はID検索は全く使わない人なので、デメリットにもなりませんでした。
逆に、一度年齢認証を通過すればOKなので、友人等のキャリアSIMを借りて認証だけ通過させるという方法もありますよ。
ネット上にはいろいろ面白い方法が載っています。笑
デメリットに感じるかどうかがカギ
格安SIMに乗り換えた際のデメリットとしては、通信速度面、サポート面、キャリアメールアドレス使用不可、このあたりがデメリットになるかどうかが重要なカギになってくるでしょう。
また格安SIMには、これらを凌駕するほどのメリットがあると僕は感じています。お金大事です。
OCNモバイルONEの8つのメリット
次にOCNモバイルONEのメリットついて詳細を確認していきましょう。デメリットよりメリットの方が大きければ、格安SIMに乗り換えることをお勧めします!
docomo回線では品質が良く低価格
docomo系MVMOは最も事業者が多く、格安SIMに乗り換えようとしている人なら「実際どこが良いんだろう」って迷いますよね。
だけど僕はdocomoからOCNモバイルONEに乗り換えました。
理由はデメリットの項でも紹介したけど、二期連続品質1位だし、速度も他のMVMOと比べると十分速いです。
docomoで購入したスマートフォンだと、SIMカードをOCNモバイルONEに変更するだけで使えるので、乗り換えのハードルも低いのではないかなと思います。
端末は同じで良いなら設定の引き継ぎも不要です。
1GBまでなら1,180円/月で利用可能。3GBでも1,480円。今支払ってる金額を考えるとかなり安くなっていませんか??
(ただしdocomoを解約するので、メールアドレス「@docomo.ne.jp」は使用不可になります。)
新契約時の端末価格が安い(新製品発売セール)
どこのMVNOも、新規契約&MNP乗り換えの方には集客のためにかなりの値引きするんだけど、OCNモバイルONEだけは破格。
誰もが注目する新機種は、端末発売セールというものがあってヤバイほどの値引きとなります。
例えば、11月18日予約受付開始のOPPO A73は30,800円→7,000円になっています。
- Amazon定価:30,800円(税込)
- OCNモバイルONE通常価格:20,000円
- OCNモバイルONE発売セール価格:13,000円
- OCNモバイルONEのMNP乗り換え:8,000円
- さらにオプション加入で1,000円OFF:7,000円
なんかもう書いてて思ったんだけど、通常価格20,000円の時点で安いのに、その後のセールとか乗り換えとかで8,000円まで下がるとかもはや意味がわからないよね。
他の機種についても同様の感想です。
OCNモバイルは年に4回ほど、アホみたいな値引きセールをやるらしいですね。
— ウタ (@uta_muddydog) November 19, 2020
OCNモバイルONEで新規購入して、メルカリとかで売れば利益出るレベルじゃないですかね‥?
意味の分からない破格っぷりについてはOCN モバイル ONE(公式ページ)で再確認してみてください。
僕が以前まで使用していたOPPO Reno Aは5,300円になっています。お財布ケータイを利用したい方、負荷の高いゲームをするような方には良機種です。
Musicカウントフリーがある
スマホで音楽を聴く人も結構多いと思う。予めダウンロードしておけばいいけど、出先でダウンロードするときもあると思う。そんなときはカウントフリーになるのでデータ通信量の節約になる。
音楽聴く人はうまく使えば料金プランを上げずに使えるのでおすすめです。
無料で加入できるってのがOCNモバイルONEのすごいところ。
機種変更時も割引サービスがある
これを実施してるMVNOは意外と少ないです。新規契約やMNPだとかなり割り引かれて購入できるのは最近では当たり前になりつつあるんだけど、単なる機種変では割引が効かなかったりします。
なので最近は機種変したければMNPで別のMVNOに乗り換えるのが一番お得に購入できます。
docomo系MVNOは種類は多いけどどの事業者も品質に不安があるので僕はOCNモバイルONE一択で済むようになりました。そんな方でもちょっとお得にスマホを購入できるのはすごくメリットに感じます。(MNP乗り換えのほうが正直安いけど、通信品質が最重要。)
とは言え僕は機種変用のスマホをgoogleストアからPixel4a5Gを購入したのでまだ一度も使ったことはないんですけどね。笑
メールアドレスが貰える
格安SIMにすると今使用しているメールアドレスは使用できなくなるけど、かわりにOCNモバイルONEからメールアドレスがもらえる。「XXX@YYY.ocn.ne.jp」というアドレスがもらえる。キャリアアドレスの代わりに使ってもいいし、使わなくても良い。僕はGmailを使っているので特に不要だった。
データ繰り越しが可能
格安SIMではおなじみの方法の1つですが、地味にありがたい。Yモバイルなどが繰越がなかったりする中でOCNモバイルはONEは繰越があるので、大きく余る場合は、翌月の料金プランを変更し下げることでスマホ料金の節約が可能になる。微々たるものだけど地味に大きい。
複数端末で容量シェアが可能
僕も使ってるんだけど、SIMの追加が可能になります。つまり月6GBコース(1,980円)を契約している場合、2つのSIMで6GBを共有するということが可能です。データSIMを追加した場合月々400円、音声機能付きSIMを追加は1,000円かかりますが、スマホ1つ契約するより安く利用可能なので、子供に持たせたいときなどに使えます。
例えば子供に1GB(1,100円)で1つ契約して持たせるより、親の6GB(1,980円)に容量シェアで+1,000円したほうが安くなります。
親がデータ量をそこまで使わなければ、子供が2GB、3GB使えることになるので、利便性は上がります。
もう少し詳しく支払いイメージを知りたい方は、公式サイトをご確認ください。わかりやすい説明なのも格安SIM(MVNO)の特徴です。
全国約87,000カ所の無料Wi-Fiスポットが使える
万が一OCNモバイルONEのLTE回線が遅いって時には、全国の無料Wi-Fiスポットが利用可能です。
僕はLTE回線の速度で遅いと思ったことが無いので、使ったことは無いのですが、87,000か所もあれば街中でも大容量通信(ストリーミング動画など)も可能ですね。
OCN モバイル ONEをご利用中の方で日次・月次コースのご契約者であれば、追加料金不要で利用可能です。
OCNモバイルONEのアプリからもWi-Fiスポットが検索できるので、すごく便利です。
格安スマホ検討中の方は絶対乗り換えた方がイイ!
- ドコモの子会社なので快適に通信できる(正式なサブブランドではないけどね)
- 大手キャリアと比べるとかなり節約できる(僕は3,000~4,000円くらい安くなった)
- コスパ最強Redomi Note 9Sが200円で購入可能
- 新機種OPPO A73も定価30,800円→最大7,000円まで下がってる
こりゃもう乗り換えるしかないですよね。。。迷ってるなら乗り換えちゃいましょう。。。
OCNモバイルONEの主力キャンペーン!
どこよりも破格の端末発売セール
はっきり言って、OCNモバイルのキャンペーンは「端末発売セール」1種類だけだと思います。
端末が新規発売した時には確実にキャンペーンを行い、破格で手に入ります。
例えば、今回のキャンペーンでは、11月20日発売予定のOPPO A73は、通常価格30,800円の機種が、端末発売セールに加えてMNP乗り換えで5,000円引きとなり、8,000円で購入することが可能になる。(指定オプションに入るとさらに1,000円OFF)
最新機種を安く購入したい方は、OCNモバイル1択になると思います。
ちなみに、上記以外のセールは無いような気がします。見たことないですね。
『OCNモバイルONE公式ページ』
30日間の無料トライアル実施!
2020年11月18日より、ついにOCNモバイルONEからも30日間の無料トライアルが開始されました。
失敗したくない買い物(服とか車とか)には必ず試着や試乗があると思います。それらと同じようにスマホ、SIMも失敗したくない買い物に入ると思うんですよね。
なので無料でトライアルができるというのは当然の流れかもしれませんね。
スマホの場合って、住む地域によってはつながらない、つながりにくいという可能性もあるので、無料で試せるのはありがたいと思います。
他の格安SIMだと、既にUQモバイルが15日間お試しを実施していますが、期間がそれの2倍にあたるので十分試せるのではないでしょうか。
それだけ事業者自身にも自信があるということですね。無料トライアルできる期間は2月26日までの期間限定となるので、もし格安SIMが気になっている方は無料トライアルしてみてはいかがでしょうか。
ネットワークエンジニアの観点から格安SIMの独自ランキングを作成しています。ぜひご覧ください。