要注意!!格安SIMに完全かけ放題(無制限)は無い?通話定額プランを徹底比較してみた

こんばんは!自称格安SIMマイスターわいでございます。
データ通信はあまり使わないけど、趣味やプライベートで通話をよくする方もいると思います。格安SIMに乗り換えたいけど通話オプションがなければ乗り換えられないですよね。
今日は、格安SIMメーカー毎に通話定額オプションを徹底比較しました。
格安SIMに完全かけ放題はある?
3大キャリアと比較し、データ通信速度が遅いことやサポート体制が縮小されている代わりに料金を安く抑えてスマホを持ちたい人にとって「格安SIM」は無くてはならない存在となってきました。
そんな格安SIMはデータ通信容量に目が行きがちですが、スマホで通話を主に使用している方も多いはず。そのため近年ではそれぞれの格安SIMメーカーは通話オプションを提供してくれるようになりました。
例えば私の使用しているOCNモバイルONEですが、公式サイトには「かけ放題オプション」と記載されているものの、実際は「1回10分までかけ放題」というニュアンスなのですよね。(詳細はOCN モバイル ONE公式サイトをご覧ください。)
これはOCNモバイルだけが誇張しているのではなく、どこの格安SIMメーカーも「かけ放題」を謳っていますので、騙されないように注意してください。
「かけ放題というから契約したのに、料金明細見ると1万円近く請求が来た!!」ということも十分あり得ますので、しっかりと確認してくださいね!
以下より、各社のかけ放題プランを比較していきます!!
通話定額オプション(かけ放題)の内容比較
通話オプションには以下のような種類があります。用途に応じて最適な通話オプションを選びましょう。
かけ放題(無制限)
おそらく誰もが一番求めているプランでしょう。誰に何回かけても定額料金になるものです。基本的には国内通話を指します。
1回3分かけ放題
3分までなら無料でかけ放題です。3分を過ぎると、従来の従量課金(20円/30秒)となり加算されていきます。3分ギリギリで切ってまたかけなおすということを行えば、実質無料になります。
1回10分かけ放題
上記の3分が10分になっただけです。10分までなら無料でかけ放題です。10分を過ぎるとその分だけ別料金が発生します。最も多くの格安SIMメーカーが採用しているスタンダードなかけ放題プランです。
TOP3かけ放題
今のところOCNモバイルONEのみが採用しているかけ放題です。1ヵ月の通話時間の上位3人が無料になります。なので通話相手が3人以下だった場合は、正真正銘の「かけ放題」になります。カップルだとオススメかもしれません。
かけ放題ダブル(10分かけ放題+TOP3かけ放題)
こちらもOCNモバイルONEのみが提供している通話プランです。上記の10分かけ放題とTOP3かけ放題が合わさったものです。通話時間上位3人は無料。4人目でも10分以内なら何度かけても無料になります。
家族と10分
同一名義で登録されているSIMを家族間として、10分以内なら家族間は無料で通話が可能です。このプランはIIJmioのみが提供しており、1回3分かけ放題とセットでのみ提供しています。
家族と30分
こちらもIIJmioのみが提供しているプランです。30分以内なら家族間は無料で通話が可能です。IIJmioのみが提供しています。1回10分かけ放題とセットでのみ提供しています。
1ヵ月60分無料
1か月間の通話時間が60分以内であれば、無料となります。この通話オプションを見て私はガラケー時代のdocomo携帯の通話パックを思い出しました。BIGLOBEモバイルやUQモバイルが提供しています。
1ヵ月90分無料
1ヵ月間の通話時間が90分以内であれば無料となるプランです。上記の60分が90分になっただけです。こちらもBIGLOBEモバイルが提供しています。
通話定額オプション(かけ放題)の料金比較
どんな通話オプションがあるかが分かったので、こちらでは料金を比較してみます。かけ放題は3社で取り扱われています。
かけ放題 | UQモバイル +1,700円 |
Y!mobile +1,000円 |
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b-mobile +0円 |
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1回3分までかけ放題 | IIJmio +600円 |
BIGLOBEモバイル +600円 |
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1回10分までかけ放題 | UQモバイル +700円 |
Y!mobile +0円 |
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OCNモバイルONE +850円 |
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IIJmio +830円 |
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LINEモバイル +880円 |
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BIGLOBEモバイル +830円 |
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LinksMate +850円 |
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楽天モバイル +0円※ |
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TOP3かけ放題 | OCNモバイルONE +850円 |
かけ放題ダブル (1回10分までかけ放題+TOP3かけ放題) |
OCNモバイルONE +1,300円 |
家族と10分 | IIJmio (上の3分かけ放題に含む) |
家族と30分 | IIJmio (上の10分かけ放題に含む) |
1ヵ月計60分まで無料 | UQモバイル +500円 |
BIGLOBEモバイル +600円 |
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1ヵ月計90分まで無料 | BIGLOBEモバイル +830円 |
上記の表のようにまとめましたが、各社で前提条件が異なっておりY!mobileのように、通話オプションもコミコミの料金設定のメーカーもあります。
また、通話オプションは安いけどデータ通信容量が高い場合もあったり、できるだけ安くと考えるのであれば、データ通信容量+通話オプションのトータルで比較し算出する必要があります。
データ通信容量も踏まえると、最安はb-mobile
自分自身が契約する場合を考えると、家族割等が効かないため、通常の料金プランでの比較となります。
2020年7月15日b-mobileから新サービス「合理的かけほプラン」が発表されました。
かけ放題ベースの料金設定かと思いきや、データ通信容量の考え方もすごく合理的なので、格安SIMサービスに新たな風が吹きそうです。
月々の価格は、UQモバイルやY!mobileのかけ放題を追加した料金に比べると、一番低価格となっています。
参考アプリ無しの音声通話かけ放題を比較した結果、b-mobileが1万円以上安い!?
通話品質は全く問題ない
格安SIMのかけ放題はどうせ品質悪いんじゃないの~?
こんな声が聞こえてきそうですが、「090」「080」「070」から始まる11桁の電話番号で電話をかける場合、大手携帯電話会社が提供する回線を利用しています。
通話料金が安ければ品質下げていると思われても仕方がないですが、通話に関しては20円/30秒と、大手と同じ料金体系となっているため、品質劣化等はなく、遅延もなくクリアに聞こえます。
(もちろん、大手キャリアでの通話と同様に電波状況の良し悪しで品質は変わります。)
60歳以上のシニアにかけ放題を持たせたいならY!mobileが最安!!
一部の格安SIM事業者の中には、60歳以上の方にシニア割というものが存在しています。
同一名義で契約すれば、かけ放題オプションが無料になったり、通常の料金プランとは別のテーブルでサービス提供してくれます。
そのため、60歳以上の方であればシニア割を適用した方が節約になります。