格安SIMとは?メリット・デメリットから選び方までわかりやすく解説します!
【第1章】
格安SIMとは

ここでは「格安SIM」について現役ネットワークエンジニアの僕が分かりやすく簡潔にご紹介していく記事となっています。

2019年10月1日より施行された以下の内容に準拠しております。

▶電気通信事業法の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備について-総務省-

本記事の内容の信頼性
本記事の信頼性

格安SIMとは?そもそもSIMって何?

SIMカードってどんなもの?

格安SIMとは安く利用できるSIMカードのことを指します。SIMは「Subscriber Identity Module Card」といって、小さいICチップに携帯電話番号とか契約人の情報とか、通信を可能にするための情報が記録されています。

そもそも今まで従来はSIMカードをもらうためには、ドコモ、au、ソフトバンクといった3大通信事業者(3大キャリア)と契約する必要がありました。

”SIMカードをもらう”って言っても実際はスマホの中に入っているので、一般的にスマホを購入すれば付与されるイメージを持っていると思います。

従来のSIMカード購入

このSIMカードが入っているからこそ、スマホでモバイルデータ通信が可能になっていました。

なぜ格安SIMが注目されているの?

この3大キャリアと呼ばれるドコモ、au、ソフトバンクは月額料金が非常に高く問題視され始めてきており、月額料金の低い格安SIMが注目されてきています。

統計による3大キャリアと格安SIMの月額料金
  • 3大キャリアが平均月額が7,433円
  • 格安SIMが2,067円

という結果となり、5,000円以上も料金差があります。

参考:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1531.html

近年ではたくさんの企業が、SIMカードを使ってのインターネットサービスや通話サービスを提供しています。

これら格安SIM事業者(MVNO)が提供しているSIMカードサービスは、上述したように、3大キャリアよりも安くインターネットや通話サービスが利用できるので「格安SIM」と呼ばれています。

(SIMカードの質感が安物とかそういう意味ではありません。)

安い料金のSIMカードを利用することで、毎月のスマホ代を節約することができます。

ほぼ固定費だと考えられてきていたスマホ代が安くなるということで、今かなり話題になっています。

格安SIMが注目され話題になっている理由

格安SIMへ乗り換えることで3大キャリアの手厚いサポートは受けられなくなりますが、平均で5,000円以上も安くなることのメリットの方が大きいと感じて、多くのユーザーがどんどん格安SIMに乗り換えていき、話題となっています。

僕ももともとdocomoユーザーでしたが、スマホの疑問は自力で解決できたので、docomoからの手厚いサポート面よりも5,000円以上安くなる方がうれしかったので、格安SIMに即換えしちゃいました!

僕の両親はもともとガラケーだったのですが、「スマホは月額料金が高いから嫌だ!」と頑なに断っていました。しかし、格安SIMの存在と、僕がサポートするという条件で、両親もdocomoから格安SIMへ乗り換えさせました。

結果的には非常に満足してくれています。

ガラケーではほぼ困難だったLINEができることがすごく大きく、また写真の画質が良いことも1つの理由です。

子どもの写真も気軽に送りあえるし、親とのコミュニケーションがメール→LINEになり、コミュニケーションの機会も増えました。

今では母親は自力でInstagramもやっています。僕より発信してます。

おさらい
格安SIMとは、3大キャリアより安く利用できるSIMカードのこと。利用するためには3大キャリアから格安SIM事業者(MVNO)へ乗り換える必要がある。
格安SIM事業者によっては、スマホ本体はそのまま使用できる。

格安SIMは安いから何か不便なことがあるの?

メリット

ここでは、3大キャリアから格安SIMメーカーに乗り換えた時に、何かできなくなり、不便なことがあるのかという疑問を、メリット・デメリットの面で現役ネットワークエンジニアの僕が分かりやすく簡潔に紹介していきたいと思います。

格安SIMは安いことが一番のメリットですが、安いなりのデメリットがあるのかどうかは気になる人が多いのではないでしょうか。

簡単にメリット・デメリット形式でご紹介していきます。

格安SIMのメリット/利点

格安SIMのメリットとしては以下が挙げられます。

  • 月額料金が安くなる
  • 料金プランがシンプルで、支払額がイメージしやすい
  • MNPすれば今と同じ電話番号を利用可能
  • 契約期間の縛りが短い・無い
  • SIMカード2枚3枚の契約もできる

月額料金が安くなるのはもちろんなのですが、それ以外にも実はたくさんのメリットがあります。それぞれを確認していきましょう。

月額料金が安くなる

格安SIMの最大のメリットとなります。

従来の3大キャリアとの契約ではライトユーザー(1か月3GBも利用しないような方)でも6,000~7,000円は月額料金として支払っていました。

しかし、格安SIMの登場によりライトユーザーはとことん安く抑えられるようになってきました。

格安SIM各社の料金プラン一覧については「料金プランまとめ(音声通話SIM)」をご覧ください。

例えば、僕も使用しているOCNモバイルONEでは、1GBで770円、3GBで990円とライトユーザーなら1000円以下で使用できるようになってきました。

例えばOCNモバイルONEの場合、端末もセットで購入すれば本体価格1円などもあり、かなりお得になります。

料金プランがシンプルで、支払額がイメージしやすい

格安SIMは料金プランが非常にわかりやすいです。これに尽きます。

 

3大キャリアは、当初はシンプルな考え方で料金プランを組んでいたのですが、だんだんと複雑化していきました。

  • キャリア独自のサービスへの加入させるために割引への誘導
  • 本当に必要かわからないサービスに契約させられる

などオプション(という名の罠)が数多くありました。

また、家族4人で加入する前提での料金を大きく表示し誇張しているので、あたかも安く見えてしまったりとユーザー目線では非常に分かりにくくなってしまっています。

しかし、格安SIMでは以下のようにいたってシンプルです。

格安SIMの月々の料金イメージ
「月々の料金」=①データ通信容量 +②音声通話機能有無 +③かけ放題オプション有無

OCNモバイルONEの場合は、

①.データ通信容量は3GBの場合は約780円。

②.音声通話機能ありだと、+約120円。

③.かけ放題オプション無しだと、+0円。

つまり、3GBで良ければ約900円(税込990円)で3大キャリア時と同様に通信/電話が利用可能となります。

どこの格安SIMメーカーも基本的には①+②+③の組み合わせであることを覚えておいてください。

MNPすれば同じ電話番号を利用可能

MNP(マイナンバーポータビリティ)をすれば、格安SIMに乗り換えても同じ電話番号をそのまま使うことが可能です。

今契約しているキャリアからMNP予約番号を発行してもらい、この番号を、新しい契約先で入力すればこれだけで電話番号引き継ぎが完了します。

契約期間の縛りが短い・無し

2019年10月1日より、主に2年縛りルールに大きな変更がありました。

2019年10月1日より「電気通信事業法の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備について-総務省-」が施行され、以下のような変更がされました。

2019年10月1日からの主な変更点
  • 定期契約の違約金(解約金、契約解除料)は上限1000円まで
  • 定期契約の有無による月額料金の差額は上限170円まで
  • 端末の割引は上限2万円まで

つまり、他社へ乗り換えるときのハードルが非常に低くなり、誰でも思いとどまることなく乗り換えられるようになりました。

SIMカード2枚3枚の契約もできる

私の使用している格安スマホの容量シェアの例

少し特殊な形式になるのですが、容量シェアという形で複数枚のSIMカードを利用することが可能になります。

例えば、データ通信容量を3GBで契約し、そこに例えば音声通話SIMとデータ通信SIMを利用することで、2台のスマホがインターネットに接続できるようになります。2台で3GBを共有する形になります。

僕が実際に上記の形で利用しています。私はOCN モバイル ONEの1GBプラン(770円)と契約しているのですが、”SIM追加“オプションがあるので、+400円でデータ通信SIMの追加をしています。

月々税込1,300円程度で2台持ちができるので、家や電車の中でのゲーム用として持っています。

 

ここからは下はデメリットを話していきます。デメリットといっても、低価格に勝るほどのデメリットは無いので、前向きに乗り換えを検討できると思います!

格安SIMのデメリット/欠点

デメリット

  • 通信速度が若干遅くなる(生活に支障が出るほどではない)
  • 実店舗が少なく、対面サポートより電話やメールでのサポートになる
  • キャリアメールが利用できなくなる(@docomo.ne.jp等)
  • キャリア独自のサービスが利用できなくなる(auスマートパス、dアニメ等)
  • 少しの初期設定を自分で行う必要がある
  • キャリア決済ができなくなる

通信速度が若干遅くなる(生活に支障が出るほどではない)

格安SIMメーカー(MVNO)は、キャリアから回線の一部を借りてサービスを提供しているため、回線帯域には制限があり、結果的に通信速度は若干遅くなります。

お昼ごろが一番遅く感じやすいといわれています。自社で回線を持っていないので、格安SIM(MVNO)にとっては仕方のないことなのです。

もし興味あれば「格安SIM(MVNO)が格安である本当の仕組み 」を参考ください。

 

また無線通信の電波の関係上、人が密集している区域かそうでないかでも速度に違いがでてきます。

ある1か所の基地局に接続するユーザーが増えれば増えるほど、一人当たりに割り当てられる周波数帯域が小さくなるので、結果的に通信速度が遅くなってしまいます。

その分低価格でサービス提供してくれているので、価格の安さと通信速度はトレードオフになります。

2021年8月現在、普通に首都圏で生活している分には通信の遅さの不便は感じなくなってきました。

実店舗が少なく、対面サポートより電話やメールでのサポートになる

3大キャリアのように実店舗の数が多いわけではないので、気軽に持ち込んでサポートを受けることは難しくなります。実はこれも低価格を実現するために必要な要素です。

昔のようにインターネットが普及していない時代では、実店舗に持っていきサポートを受けることで利用者の困りごとを解消をしていましたが、現代ではインターネットが普及し、ホームページ上には様々な情報があります。

また、SNSを通じて利用者同士で困りごとを解決するような動きもみられるため、実店舗や対面の重要性は低くなりつつあります。そのため、店舗を持たず電話やメール、公式LINEでのやり取りによる困りごとの解消に努めています。

僕は普段からスマホで困ったことがあると、自分でインターネットで調べたりSNSで教えてもらったりしていましたので、自己解決でした。

そのため1度も店舗に持っていくことはありませんでしたので、デメリットでもないです。

キャリアメールが利用できなくなる(@docomo.ne.jp等)

3大キャリアから格安SIMメーカーに乗り換えると、3大キャリアは解約することになります。つまり、キャリアメールも使用不可になってしまいます。

最近では友人や家族等との連絡手段は全てLINEではありませんか?キャリアメールを使用する頻度は少なくなってきていると思います。

もしLINEをインストールしていない人に対してメールも送りたいからメールアドレスが欲しい!という方は、Androidであればgoogleアカウントを持っていますよね。

GoogleのメールサービスのGmailを使用すれば代替手段として活用できます。

スマホからでもPCからでもメールを確認できるので実は非常に便利ですよ!

 

また、格安SIMキャリアによっては独自にそのドメインのメールアドレスを提供しているキャリアもあります。

格安SIMキャリアによって有料無料は様々ですが、契約する参考になると思います。

格安SIMメーカーメールアドレス一覧

格安SIMメール月額料金メールアドレス例
UQモバイル月額+200円○○○@uqmobile.jp
Y!mobile無料〇〇〇@ymobile.ne.jp
楽天モバイル無料〇〇〇@rakuten.jp
OCN モバイル ONE無料〇〇〇@▲▲.ocn.ne.jp
IIJmio月額+300円〇〇〇@iijmio-mail.jp 等
BIGLOBEモバイル無料〇〇〇@biglobe.ne.jp
LINE MOBILE提供無し提供無し
HISモバイル提供無し提供無し
J:COMモバイル提供無し提供無し
nuro mobile提供無し提供無し

キャリアメールアドレスを使用していた頃は、広告しか着信なかったし、親や友人とはすべてLINEで済むし、LINEの知らない友人に対してはFacebookやInstagramのDMでやり取りもできるので、緊急性のある連絡手段としてキャリアメールを使うことがありませんでした。

むしろGmailの方がPCでも見れますしスマホでも見れますし好都合でしたね。

個人的には全くデメリットに感じていません。

現代ではキャリアメールの代替手段は豊富にあります。

  1. Gmailなどの無料メールサービス
  2. LINE
  3. SNS(FacebookやInstagram、Twitter等)

詳しく知りたい方は「キャリアメールは必要か?全く不要と僕が断言する3つの理由」をご覧ください。

キャリア独自のサービスが利用できなくなる(auスマートパス、dアニメ等)

キャリアとは解約するため、必然的にキャリアが展開するサービスは使用できなくなります。

とはいっても、2019年10月以降総務省よりの2年縛りルールが変更されたこともあり、キャリア契約者以外の方でも利用可能となる動きが出てきました。

例えばauスマートパスはau契約者しか利用できませんが、auスマートパスプレミアムはau契約者以外でも利用可能となりました。(一部サービスは異なります。)

dアニメストア等もdocomo契約者以外でも利用できるようになりました。

僕はそもそもキャリア関係のアプリなども全く使用していなかったので、デメリットでもないですね。

人によっては今使っているキャリアのサービスが使えなくなってしまうかもしれないので、事前に確認しておきましょう。

少しの初期設定を自分で行う必要がある

格安SIMの初期設定として、スマホ本体にAPN(Access Point Name)設定が必要になります。

APN設定をしなければ、SIMカードを本体に挿入しても通信が行えない状態のままです。

APNの設定方法については以下のように非常に簡単です。

APN設定方法
  1. SIMを挿したスマートフォンを用意
  2. 「設定」アプリを開く
  3. 「無線とネットワーク」をタップ
  4. 「モバイルネットワーク」をタップ
  5. 「アクセスポイント名」をタップ
  6. 「追加(右上の”+”)」をタップ
  7. 格安SIMメーカー毎の設定を入力し保存
(※機種によっては設定項目の見え方が異なります。)

このようなAPN設定は3分あれば自分でできるので、僕は全く手間とは感じていませんでした。

格安SIMキャリアによっては、SIMカードを指せば自動でAPN設定まで行ってくれるものもあります。

キャリア決済ができない

キャリア決済とは、各キャリアのID/PASSを用いて携帯電話料金と合算して買い物などで支払いができる決済方法です。僕もgoogle playでゲームの課金などにキャリア決済を使用していたこともありました。

モバイルネットワーク経由であれば暗証番号4ケタの入力のみで決済できるので、割とラクチンな決済方法でした。

とはいえ、実際に使っている方は多いのでしょうか??

ほとんどはクレジットカードを連携して支払っていましたし使ったことは無かったような気がします。

格安SIMに乗り換えるかは、自分にとってデメリットを感じるかどうか

格安SIMに乗り換えるにあたり、メリット・デメリットをお伝えしてきましたが、デメリットを感じましたか??

デメリットはそこまで感じないよ!
  • 通信速度が若干遅くなる(生活に支障が出るほどではない)
     →そこまで高速通信を常時必要とする人は実はごくわずか…
  • 実店舗が少なく、対面サポートより電話やメールでのサポートになる
     →自力で操作して解決できるならそれでも大丈夫だよね!
  • キャリアメールが利用できなくなる(@docomo.ne.jp等)
     →代替手段は豊富なので、キャリアメールって本当に必要??
  • キャリア独自のサービスが利用できなくなる(auスマートパス、dアニメ等)
     →使用していなければ全くデメリットでもないよ!確認してみよう!
  • 少しの初期設定を自分で行う必要がある
     →調べて自分でできればデメリットじゃないよね!
  • キャリア決済ができない
     →クレジットで支払いできる人はそもそも使用していない?

    本記事では、3大キャリアから格安SIMに乗り換えることによるメリット・デメリットを説明してきました。

    デメリットが大きいなぁと感じる方にとっては格安SIMへの乗り換えは正直あまりオススメできません

    ですが、デメリットが小さいなと感じた方やそもそもデメリットじゃないじゃん、と感じる方にはぜひ格安SIMへの乗り換えをお勧めします!!私のOCNモバイルONEの明細を公開していますが、僕のように月額料金が大幅に下がるため、家計の節約やお小遣いの実質値上げにもなります。

     

    スマホの料金を下げるだけで、浮いたお金で美味しいもの食べられたり旅行に行けたりと、メリットの方が大きいと感じませんか??

    ぜひ、格安SIMへの乗り換えを検討してみることをお勧めします。

    それでは第2章へ進んでいきましょう。

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