自宅の固定回線(Wi-Fi)はどれがおすすめ?5Gの登場で新たな選択肢が現実的に!?

近年では個人の持つスマートフォンの回線の契約に加え、家庭で使用するインターネット回線を契約することが一般的です。
スマホにはWi-Fi機能が搭載されていますよね。これは自宅などのWi-Fiにつないでの使用を想定し、そのような利用方法が一般的となりました。
本記事では、自宅で使用する回線の契約種類とオススメの回線をご紹介します。
- スマートフォンの利用でも自宅固定回線があった方が良い理由
- 自宅回線として主に使われる4つの回線種
- 5Gの登場で光回線1強ではなくなった
なぜスマートフォンを自宅のWi-Fiに接続するのか
- モバイルデータ通信の利用を削減できる
- スマホの料金プランをより低価格にできる
- Wi-Fiに繋げばスマホもデータ使い放題できる
既にご存じだと思いますが、スマートフォンの契約料金は、1ヵ月に使用するモバイルデータ通信量に応じて料金が異なりますよね。
つまり1ヵ月のモバイルデータ利用量に応じて利用料金を支払う形となっています。
ですが、Wi-Fiにつないで使用することでモバイルデータ通信ではなくWi-Fi通信へと切り替わり、モバイルデータ通信量を消費しなくなります。
そのため、自宅のWi-Fiを上手く利用することでスマートフォン側のモバイルデータ通信量を削減し料金プランをより低価格にすることが可能になります。
動画を観たりオンラインゲームをしたりする際は、データ量に制限が無い回線を契約することが望ましいです。
(もちろん、日ごろ利用する量にもよります。)
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モバイルデータ通信とWi-Fi通信の詳しい違いについては「モバイルデータ通信とWi-Fi通信の違いについて」をご覧ください。
自宅回線(Wi-Fi)を選ぶ時の考え方
- 月間利用データ量に制限が無いか
- 通信速度が必要になる利用用途があるか
- 建物により制約があるか
- スマホの契約とセットで割引があるかどうか
1.月間利用データ容量に制限がないか
総務省より公開された統計データでは、ブロードバンドサービス1契約あたり月間175GBしていると公表されています。(家族4~5人程度を想定)
2021年5月の我が国の固定系ブロードバンドインターネットサービス(注4)契約者の総ダウンロードトラヒックは、推定で約23.9Tbps(1契約1か月当たり約175GB(注5))であり、前年同月比25.6%増となりました。
自宅で通信を利用する際は、家族全員がPCやスマホを自宅回線に接続して利用することになるため、動画を観たりオンラインゲームをする家族が多い場合は月間の消費量が175GB以上になるという結果が得られています。
そのため、自宅回線として利用するための条件として、月間の通信データ量が制限無しの回線(175GB程度/月を利用できる回線)を選ぶことが望ましいです。
2.通信速度が必要になる利用用途があるか
例えば、最近流行りのリアルタイム性のオンラインゲームをするユーザーが多い場合は、高速通信でかつ安定して繋がることが必要となります。
実測値30Mbps~70Mbps以上であることが望ましいです。(Ping値も重要ですが。)
動画のストリーミング視聴などであれば、オンラインゲームよりは条件は緩やかとなりますし、動画もそこまで見ない方、少しインターネットが遅くても構わないという方であれば、高速通信は必須条件では無くなります。
3.建物により制約があるか
例えば、一部のマンション等だと光回線が引けないマンションも存在します。その場合はマンションで契約しているケーブルテレビなどが推奨される場合があります。
この場合は、光回線以外の回線から選ばなければならなくなってしまいます。(実際、僕の自宅も光回線が引けないと管理会社から言われました。)
4.スマホの契約とセットで割引があるかどうか
近年ではスマホ契約とセットでスマホ料金側で割引があるサービスがあります。
少しでも通信費を節約したい方にはお勧めの契約方法です。
例えばOCNモバイルONEではOCN光を契約するとスマホ料金が200円割引、IIJmioではIIJmioひかりとセットで660円割引されます。
1回線あたりで割引となるため、家族4人で加入しているとIIJmioの場合『660円×4人=2,640円割引』となり、意外と通信費を抑えられます。
まとめ
- 利用する月間利用データ量がどのくらいか
- 主な通信の利用用途では通信速度がどのくらい必要になるか
- 住んでる建物で引ける回線はどれか
- スマホとセットで割引があるか
寮や賃貸、マンションによっては光回線を引けない建物、工事が不可な建物があったりするので、引ける回線種の中から、自分の用途に合った回線を選ぶようにしましょう。
自宅のインターネット回線の主な回線種
インターネット回線の種類
自宅回線として利用可能な通信形態として基本的には、以下のように「光回線」「ホームルータ」「モバイルルータ」「ケーブルテレビ」の4つがあります。
それぞれの特徴を掴み、自身に合った通信回線を契約しましょう。
自宅回線の選択 | 光回線 | ホームルーター | モバイルルーター | ケーブルテレビ |
---|---|---|---|---|
特徴 | 自宅の固定回線としては最も安定している。 当然、持ち運びは不可。 |
位置情報を定期的に取得しているため、 移動させて使用するのは規約違反となる可能性がある。 |
自宅でも使用でき、持ち運んでも使用可能。 通信制限もあり固定回線として常時使用するのは不向き。 |
地域密着型の事業者が多く、 地域によって契約できる事業者が異なる。 低価格だが速度はやや劣る。 |
導入のしやすさ | 宅内工事が必要になる | 〇 コンセント挿して起動するだけ |
〇 充電/電源入れるだけ |
宅内工事が必要になる |
工事 | あり | 〇 なし |
〇 なし |
あり |
データ容量 | 〇 無制限 |
△ 基本的に制限有 ドコモ5Gは今のところ無制限 |
△ 基本的に制限有 ドコモ5Gは今のところ無制限 |
〇 無制限 |
月額料金 | 高い | 高い~普通 | 普通~安い | 安い |
無線/有線 | 有線 | 無線 | 無線 | 有線 |
通信の安定度 | 有線で速度が安定している | 無線のため不安定な時がある | 無線のため不安定な時がある | 有線で速度が安定している |
通信速度 | 最大2Gbps または最大1Gbps |
機種にもよるがhome 5Gの場合、
|
機種にもよるがSH-52Bの場合、 |
最大320Mbps(光の1/3) |
実際の速度 | 1,000Mbps前後 | 100~200Mbps出れば速い方 | 100~200Mbps出れば速い方 | 40~80Mbps前後 |
※料金は、契約プランや契約事業者によって異なるため、一般的な傾向を示しています。
近年では、5G対応のホームルーターやモバイルルータが登場し、現在のところ5Gの料金プランではデータ容量無制限で利用できるようになりました。そのため、光回線と比べ工事不要でカンタンに導入できることから、固定回線にホームルーターを選択する方も多くなってきています。
今契約するならおすすめのホームルーター・モバイルルーター
2021年12月現在では、月間利用量が無制限使い放題で、5G対応で通信速度の速いタイプが登場しています。
ドコモ home 5G |
ホームルーター。 Home 5G プランという専用の5Gプラン(4,950円)に加入することになります。 |
---|---|
ドコモ SH-52B |
モバイルルータ。 5Gギガホプレミアの契約でなら無制限利用可能だが、スマホとギガをシェアして利用する5Gデータプラスで契約すると30GBまでの制限がある。 |
ドコモで契約可能な5G対応のホームルータおよびモバイルルーターは、現在のところ速度制限等がなく無制限に利用可能です。
僕もホームルーターやモバイルルータで無制限に使えるというのは個人的にはびっくりだったので「ドコモのhome5Gの登場で今までのエンジニアの常識がひっくり返った話」に詳細を記載しています。
では、他のキャリアのホームルータ・モバイルルータ製品と比較してみましょう。
5Gホームルータは全て速度制限がないのか?
近年登場している5G対応ホームルータでも、月間の通信量制限、速度制限のあるホームルータも存在します。
各キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から出ているホームルーターをご紹介・比較してみます。
キャリア | docomo | au | Softbank |
画像 | ![]() ![]() |
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名称 | home 5G | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 NAR02 | Softbank Air Airターミナル5 |
下り通信速度 | 最大4.2 Gbps | 最大2.7Gbps | 最大2.1Gbps |
上り通信速度 | 最大218Mbps | 最大183Mbps | 記載なし |
月間データ量 | 無制限 | 30GB(超過で128Kbps) | 無制限 |
速度制限 | なし | あり 直近3日間で計15GB以上で1Mbpsに制限 |
あり サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合がある。 |
月額料金 | 4,950円 | 5,170円 | 5,368円 |
端末価格 | 39,600円 | L12:43,200円 L11:39,600円 |
71,280円 |
公式サイト | ▶公式サイト | ▶公式サイト | ▶公式サイト |
各キャリアからホームルータは登場していますが、ホームルーターとして上記の表のなかで注目すべきは「速度制限の有無」と「月間データ総量」ですが、無制限で何も気にせず利用できるのはドコモのhome 5Gのみとなります。
auについては、月間30GBしか使えず3日で15GBを使うと制限に引っかかってしまうため、自宅の固定回線として契約するのはオススメできません。
条件的にはソフトバンクのAir ターミナル5も使い放題ではありますが、「回線がひっ迫するお昼や夜では混雑緩和のための速度制限が実施される」旨が明記されています。そのため、ほぼ毎日一時的に制限がかかる状態となり皆が使いたい時間帯に速度が出ない(使えない)ホームルーターとなることに注意が必要です。
一般的な生活リズムとは異なる方であれば有効に使えるのかもしれません。
上記より、固定回線として利用できる条件が揃っているのはdocomoのhome5Gです。
月間のデータ使用量に制限が無く、速度制限も無く、月額料金も4,950円と固定回線と考えるとリーズナブルなこともあって、地域のケーブルテレビと契約するより5Gの最大速度が速いことから、今かなりhome5Gと契約する方が増えてきています。
もし光回線が引けないマンションや寮でケーブルテレビ/ADSLの速度に不満を持っている方であればhome5Gに乗り換えた方が日々ストレスを感じずにネットを利用可能です。
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home5Gの評判・口コミ・感想
ネット環境やっと変えたった!!
home5G最強説。
制限無いの嬉しいよ😭♥
これからは安心してオンライン生配信見れる👀
今日、インターネットが繋がったなう。
ドコモのHOME 5G。
電気屋さんでWiMAXの相談したらこっちがよいということで、設定も簡単で即日使えて感激。
総湯のウィフィーにはお世話になったわ。
マンションまでは光ファイバーで、各家庭は電話回線なVDSL方式でストレスになる場面が多かったけど、工事は面倒なので、ドコモのhome 5gにしてみた。
下りで5-6倍出て素晴らしい👏🏻
docomo 4G+プレミア2.4GHz
1日あたり10G位使用してますが通信制限来てないです😳ドコモ home 5Gの測定結果
Ping値: 43.8ms
ダウンロード速度: 116.62Mbps(かなり速い)
アップロード速度: 36.59Mbps(普通)
口コミのように、他のホームルーターやWiMAX等に比べるとストレスなくネットができ、接続形態によっては光回線も速度が出ないため、次点での候補としてhome5Gが挙げられていることが分かります。
今であれば正規代理店経由の場合の特別なキャッシュバック特典もあるため、ぜひ検討してみてくださいね。
Amazonをよく使われる方にとってはAmazonギフト券が人気です。それ以外の方は15,000円キャッシュバックの方がお得に感じるようです。
以上、「自宅の固定回線(Wi-Fi)はどれがおすすめ?5Gの登場で新たな選択肢が現実的に!?」でした!
▶ドコモのhome5Gの登場で今までのエンジニアの常識がひっくり返った話