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eSIMをわかりやすく!eSIM対応機種の一覧と使い方についてご紹介していく記事となっています。
近年では一部、MNOの格安プランやMVNO(IIJmio)などがeSIMに対応してきています。
またeSIMのみが使える激安プランなどが出始めてきたので、ここで一度eSIMをまとめておきます。
今乗り換えるならeSIM対応機種を選択する方が望ましい場合があります。
目次
eSIMとは?わかりやすく言うと何?
eSIMと書いて「イーシム」と呼びます。Embedded SIMといって「組み込み型のSIM」を意味する言葉です。
今までの主流だった物理的なSIMカードはスマホ本体に挿入する必要がありましたが、eSIMは端末内に既に組み込まれており抜き差しする必要性がありません。
そのため、通信事業者と契約した際に提供される事業者情報(プロファイル)を端末内のeSIMにDL(ダウンロード)する形となります。
分かりやすく言うと『既にスマホ本体に組み込まれ、必要時にプロファイルをDLしてSIMの中を書き換えられるSIMカード』となります。
eSIM対応機種の一覧
AndroidのeSIM対応機種の一覧です。機種数はまだまだ少なく、デュアルSIM対応まで考えると8種類くらいです。
メーカー | 機器名称 | デュアルSIM対応 | 5G対応 | 発売日 |
---|---|---|---|---|
Apple | iPhone XS | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2018年9⽉ |
Apple | iPhone XS MAX | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2018年9⽉ |
Apple | iPhone XR | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2018年10⽉ |
Apple | iPhone 11 | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2019年9⽉ |
Apple | iPhone 11 Pro | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2019年9⽉ |
Apple | iPhone 11 Pro Max | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2019年9⽉ |
Apple | iPhone SE 2nd | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2020年4⽉ |
Apple | iPhone 12 | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | 2020年10⽉ |
Apple | iPhone 12 Pro | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | 2020年10⽉ |
Apple | iPhone 12 mini | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | 2020年11⽉ |
Apple | iPhone 12 Pro Max | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | 2020年11⽉ |
メーカー | 機器名称 | デュアルSIM対応 | 5G対応 | 発売日 |
---|---|---|---|---|
Google Pixel 4 | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2019年10⽉ | |
Google Pixel 4 XL | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2019年10⽉ | |
Google Pixel 4a | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2020年8⽉ | |
Google Pixel 4a(5G) | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | 2020年10⽉ | |
Google Pixel 5 | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | 2020年10⽉ | |
Huawei | HUAWEI P40 Pro 5G | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | 2020年6⽉ |
OPPO | OPPO A73 | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2020年11⽉ |
Rakuten | Rakuten Hand | ×(eSIMのみ) | × | 2020年12⽉ |
Rakuten | Rakuten mini | ×(eSIMのみ) | × | 2020年1⽉ |
Rakuten | Rakuten BIG | ×(eSIMのみ) | 〇 | 2020年9⽉ |
SHARP | AQUOS sense4 lite | 〇(nanoSIM/eSIM) | × | 2020年11⽉ |
このなかで、Rakuten Hand、Rakuten mini、Rakuten BIGについてはeSIMのみの対応となり物理SIMとの併用ができず、デュアルSIMには対応していません。
SHARPのAQUOS sense4 liteについては、楽天モバイル専売のもので、無印のAQUOS sense4やPlusなどはnanoSIM×2であることに注意です。
デュアルSIM対応かつeSIM対応で最も低価格なのはOPPO A73。
BCNランキングのスマートフォン週間売れ筋ランキング(2021年03月15日~03月21日)では、9位と上位に位置しています。上位はiPhoneが軒並み並んでいます。
OPPO A73はお財布ケータイは使えないものの、有機ELディスプレイ搭載で機能のまとまりが良いので、今後魅力的な1台になりそうです。
魅力については「eSIM対応デュアルSIMスマホ『OPPO A73』をおすすめするたった一つの理由 」をご覧ください。
これらは楽天モバイルで全て購入できるので、もし購入するならポイントも貰っておきましょう。
楽天モバイルは申し込んで3か月間は月額料金が無料。それ以降は1GBまでの利用なら無料で利用可能です。
新規契約して万が一に備えて所持だけしておくというのも一つの手です。
eSIMとSIMカードの違いとメリット、デメリット
基本的な考え方は従来のSIMカード(最近だとnanoSIM)と同じ考えです。
大きな違いは、SIMカード内に書かれた情報が、物理カードに書かれているかダウンロードしてくるかの違いになります。
従来のSIMカードとeSIMの違い
SIMカードであれば、事業者へ申し込んだ後、数日後に郵送で届き、それをスマホ本体に挿入しSIMカードと同封されるアクティベート手順に従ってSIM有効化します。有効化の流れの中にあると思いますが、「SIMの設定→APN設定」を行います。
一方、eSIMの場合は、事業者へ申し込んだ後、マイページなどからQRコードが閲覧可能になります。
端末の「SIM設定→QRコードを読み取る」という項目があるのでそのQRコードを読み取ります。
すると読み込めれば設定が完了します。(事業者によっては追加作業があったりするかもしれません。)
SIMカードとeSIMのメリットとデメリット
そもそも物理的なカードなのかデータなのか形状が違いますが、そのほかにどのような違いがあるのでしょうか。
メリット1:開通までの時間が減る
物理SIMカードの場合は、SIMカードが郵送されてくるのを待たないと開通できないということがありすぐには使えないというデメリットがありましたが、eSIMの場合は申込から数分後にはQRコードが発行されるのですぐに開通が可能です。
メリット2:細かな作業が減る
物理SIMカードの場合はスマホ本体からSIMトレイを取り出し、トレイに乗せて本体へ差し込む必要があり、小さくて細かな作業が強いられていました。
入れる向き方向が違うと取れなくなるというようなトラブルも見受けられました。ITリテラシーの関係上、APN設定等の難しさもあります。
一方で、eSIMではQRコードを読みさえすれば、即座に開通するので非常に設定が楽になりました。
僕の身近なところで言うと、特に老眼の父親の負担が減りましたね。
デメリット1:別途ネットワークが必要
eSIMの開通にはキャリア事業者のマイページなどからQRコードを表示させる必要があります。
しかし、スマホ以外にインターネット環境が無ければQRコードを表示させることがそもそも不可能になってしまいます。
家にスマホ以外のネットワーク環境がある前提となります。
(一部事業者によっては、これを回避するためにQRコードが郵送で送られてくることもあるようです。)
eSIMの設定方法(使い方や登録の仕方)
いくら簡単と言われてもeSIMを使ったことが無い方は不安になると思います。
eSIM歴の浅い僕でも分かったので、どんなイメージなのかご紹介します。
画面例はPixel4a5Gです。機種によって若干異なります。
QRコードを読み取るまでの手順を見ていきましょう。
①「設定」から「ネットワークとインターネット」を選択します。
②次に、モバイルネットワークを選択します。
③次に「追加」を選択します。
(参考ですが、画面上、既にダウンロード型SIMとしてRakutenのeSIMがインストールされています)
④「代わりにSIMをダウンロードしますか?」を選択します。
⑤「次へ」を選択します。
⑥QRコードを読み取ります。スキャンするQRコードについては、提供されるはずです。
楽天モバイルの場合は、『my楽天モバイル』アプリから「契約プラン」→「各種手続き」→「SIM交換」→「eSIM」を選択し申請すると、QRコードが表示されます。

機種変更時にはeSIMはどう対応するか
従来のSIMカードであれば旧機種からSIMカードを抜いて、新機種へSIMカード挿入して機種変更を終えますが、eSIMの場合はどう行うのでしょうか。
eSIMの場合は、新機種にで通信事業者のマイページからもう一度プロファイルを再発行してもらう必要があります。
再発行を行うと再度QRコードが発行されるため、新機種の方で読み取ります。
これで完了となります。
再発行にはIIJmioで220円、楽天モバイルは無料で行うことが可能です。(2021年3月現在)
eSIMは今後の主流になる!!
eSIMは日本ではまだまだ普及していませんが、海外では当たり前のように使われています。
そのため日本も2022年あたりには主流になっていくように思いますので、扱いには慣れておきましょう。
とはいえ、物理型SIMに比べると設定も非常に簡単なので、今後はeSIM対応スマホを購入していきたいですね。
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