ドコモのキッズケータイの概要・料金・注意点について解説【新機種も登場】

「そろそろドコモのキッズケータイを持たせたいな」
「子供の移動範囲が増えたからGPS見守りしてないと不安だな」
と思っている方も多いはず。
本記事では、ドコモから販売されているキッズケータイを中心に、概要や料金、注意点について解説します。
本記事を読むことで、キッズケータイを契約する際の注意事項を理解でき「こんな契約のはずじゃなかった…」を防ぐことができます。
ドコモのキッズケータイの概要・料金プラン
キッズケータイ2機種の概要
現在ドコモから販売されているのは「キッズケータイ SH-03M」のみで、2023年2月以降に「キッズケータイ KY-41C」の販売が予定されています。
名称 | SH-03M | KY-41C |
---|---|---|
外観 | ![]() | ![]() |
通話 | 〇 | 〇 |
SMS | 〇 | 〇 |
+メッセージ | × | 〇 |
メール | × | × |
LINE | × | × |
GPS | 〇 | 〇 |
ディスプレイ | 約3.4インチ | 約3.4インチ |
サイズ | 約54×約101×約12.2mm | 未定 |
重さ | 約94g | 未定 |
カメラ | なし | アウト:約500万画素 イン:約500万画素 |
充電時間 | 約115分 | 未定 |
接続端子 | USB Micro-B | USB Type-C |
バッテリー容量 | 1200mAh | 1500mAh |
防水・防塵 | IP68 | IP68 |
発売日 | 2020年1月17日発売 | 2023年2月以降予定 |
公式サイト | 公式サイト(製品情報) | 公式サイト(製品情報) |
2023年2月以降に発売されるキッズケータイ KY-41Cは、SH-03Mと比べて「+メッセージ」への対応とカメラ付きとなったことが大きいと感じます。
▶キッズケータイ KY-41C がついに「+メッセージ」に対応しメッセージ送信料無料に!ただし〇〇に注意!
加入する料金プラン
料金プラン | 基本料金(税込) |
---|---|
キッズケータイプラン(Xi) | 550円/月 |
2023年1月現在、KY-41Cが加入することになる料金プランはまだ未発表なのですが、おそらく上記のSH-03Mと同じプランに加入することになるのではないかと思われます。
auも550円、ソフトバンクは539円とほぼ同じ水準です。
通話料やSMS送信料
通話料 | 22円/30秒 |
通話料 (ファミリー割引内の家族間) | 無料 |
SMS送信料 | 3.3円~ |
SMS受信料 | 無料 |
通話料は22円/30秒でかかりますが、ファミリー割引内の家族間通話は無料となります。
そのため、キッズケータイを最大限活かすには親も同じキャリアを契約しておく方が望ましいです。
▶【注意】ドコモでキッズケータイのみ契約は損!絶対にやめておくべき理由
ドコモのキッズケータイの注意点
ドコモのキッズケータイを契約する際は以下の点に注意しておきましょう。
- メッセージのやりとりは別料金がかかる(SH-03Mのみ)
- GPSみまもりには別オプション契約が必要
- 居場所を検索する度に1回あたり5.5円かかる
メッセージのやりとりは別料金がかかる(SH-03Mのみ)

キッズケータイはLINEが使えないので、メッセージのやり取りをするにはSMSのみとなります。(KY-41Cは+メッセージが可能)
1通あたりで送信料がかかるので、子供とメッセージのやり取りすればするほど月額料金に加算されてしまいます。
親の方にも送信料がかかるので1往復で計6.6円かかることになります。
SMS送信料 | 1通3.3円~(文字巣により最大33円) |
SMS受信料 | 無料 |
「SMS」か「+メッセージ」かはキッズケータイ界ではかなり大きいです。
1通あたりで課金されるので、むやみやたらに連発するのはやめておきましょう。
GPSみまもりには別オプション契約が必要
ドコモの場合、GPS見守りには別途オプション契約が必要です。

オプション | 基本料金 | 検索料 |
---|---|---|
イマドコサーチ | 220円/月 | 5.5円/1回 |
GPSみまもりを使う場合は親側の契約として「イマドコサーチ」と呼ばれるオプションに加入する必要があります。
キッズケータイを持たせる理由の1つとして「子供の居場所が分かること」がよく挙げられるので、多くの方は加入することになります。
キッズケータイの基本料金550円/月に加えてイマドコサーチで220円/月かかるので、実質770円/月となります。
居場所を検索する度に1回あたり5.5円かかる
「イマドコサーチ」に加入さえすればGPS見守りがずっと使えるわけではなく、毎回子供の位置情報を調べるだけで5.5円もかかってしまいます。
1日3回検索すると仮定すると、5.5円×3回=16.5円もかかることに。
つまり、1ヵ月間(31日間)とすると、16.5円×31日 = 511.5円/月と計算できます。
心配で心配で何回も位置情報を取得してしまうときもあると思うのですが、検索すればするほど課金されていきます。
心配すればするほど料金取られるというのはホント良い商売です…。
トータルで1,000円以上はかかる可能性がある
キッズケータイでメッセージのやり取りやGPSでの検索を頻繁に行う場合はどんどん課金され、月額料金が1,000円を超える可能性があります。
これまで出てきた項目を足し合わせてみます。
SMSは1日に5通送信するものとします。(1日あたり3.3円×5=16.5円)
項目 | 月額の支払(月額) |
---|---|
基本料金 | 550円/月 |
SMS(1日5通送信) | +511円/月 |
位置ナビ契約料金 | +220円/月 |
位置ナビ検索料(1日3回) | +511円/月 |
通話料(家族間は無料) | +0円/月 |
合計 | 1,792円/月 |
メッセージのやりとりやGPSの検索をしなければ何とか770円で使えるものの、メッセージは1日5通以上はやり取りするのではないでしょうか。
その場合は、さらに料金が増えるので要注意です。
▶キッズケータイでメッセージを送ると別料金がかかる?【SMSの落とし穴】
KY-41Cを選ぶ方がメリットがある?
最新機種と言うこともあり、今ならKY-41Cを選ぶ方が下記3つのメリットがあると感じているので紹介します。
- +メッセージへの対応によりメッセージ送信料が無料に
- カメラ付きになったことで写真を撮る楽しみが増える
- 充電端子が現行のAndroid機と同じType-C
+メッセージへの対応によりメッセージ送信料が無料に
キッズケータイでメッセージのやり取りをする場合はSMS(ショートメール)を利用する必要がありますが、別途送信料がかかっていました。
ですが、「+メッセージ」に対応したことでSMSを利用する必要がなくなったため、無料で何通も送ることが可能となりました。
子供って用が無くてもひたすらにメッセージを送ってくることがあるので、無料になって安心したという声もあります。
カメラ付きになったことで写真を撮る楽しみが増える
子供も大人の真似をして自身の好きなものや感動したものの写真を撮りたくなるのではないでしょうか。
後から見返した時に、なにげない写真が思い出の写真になるかもしれません。
充電端子が現行のAndroid機と同じType-C
充電端子がUSB Type-Cのため、親のスマートフォンと同じ充電器で充電可能です。
子供だけmicroUSB-Bだと充電器を無くしてしまったり管理が面倒なので、家族で全部揃っていた方が助かる方も多いのではないでしょうか。
親が格安SIMでも「イマドコサーチ」は使えるの?
近年では「ドコモは月額料金高いからそろそろ格安SIMに乗り換えたい」という方も増えてきているので、下記の順で利用可能か見ていきましょう。
- ahamo
- エコノミーMVNO
- その他の格安SIM
ahamo
親が格安SIMの中でも唯一ahamoであればイマドコサーチは利用可能です。
そのため、月額料金の高いドコモからahamoに乗り換える方も増えつつあります。
\2970円で20GB+1回5分通話無料/
エコノミーMVNO
現状、OCNモバイルONE、LIBMO、TONEモバイルがエコノミーMVNOですが、まだどれもイマドコサーチは使えないようです。
その他の格安SIM
エコノミーMVNOと同様、イマドコサーチを使える格安SIMはありません。
本記事のまとめ
ドコモから販売されているキッズケータイSH-03Mと今後発売予定のKY-41Cについて概要、基本料金、注意点を中心に紹介をしてきました。
キッズケータイ自体は月額550円で持つことができますが、SMSやGPSオプションやGPS検索料などを踏まえて実際の使い方を考えて月々の支払いを考えると、1,000以上かかるため、550円では使えないことを理解いただければと思います。
これからの時代は格安SIMとスマートフォンを活用して、キッズ仕様のスマホを作る方がリーズナブルな時代になってきたと感じます。
参考リンク
▶【注意】ドコモのキッズケータイは月々550円は本当? 月額料金の考え方と注意点
▶キッズケータイ KY-41C がついに「+メッセージ」に対応しメッセージ送信料無料に!ただし〇〇に注意!
▶「イマドコサーチ」に220円払うなら無料のファミリーリンクの方が何倍も良い