格安SIMに初めて乗り換える人へ。初心者の方向けにおすすめ格安SIMを解説します

「初めて格安SIMを契約しようと思うんだけど、どれが良いのか分からないしどれも不安…」という方が多いはず。
大手キャリアとは異なり格安SIM事業者は非常に多く30社近くあり、どれも似たような料金プランなので本当にどこが良いのかを把握している人も多くはありません。
そこで本記事では初心者におすすめの格安SIMを厳選しました。
これらの格安SIMは端末+格安SIMのセット購入ができ、また年間契約数が上位で満足度の高い格安SIMのみのため、初めての方でも安心して使える格安SIMです。
初めての方におすすめの格安SIM
UQモバイル


数ある格安SIMの中でもトップクラスの通信速度の格安SIMであり、au回線を用いたauのサブブランド的な位置づけです。
auショップの中で一部UQモバイルを取り扱っていたり、UQスポットと呼ばれる独立した店舗、スペースもあるので、何かあった時に相談に行けるのも心強いです。
料金プラン
UQモバイル | くりこしプランS+5G | くりこしプランM+5G | くりこしプランL+5G |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
通信方式 | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G |
通話料 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
UQモバイルでは、料金プランはS、M、Lの3つです。これらの違いは主にデータ容量です。
3GBで1,628円と他の格安SIMと比較する少し高く見えますが、自宅セット割を適用すれば990円となります。(Mは2,090円、Lは2,970円)
自宅セット割とは?


くりこしプラン(S,M,L)のどれかに契約し、auでんきへの契約または、対象のインターネット契約をすれば割引を受けることで出来ます。
各家庭にはインターネット回線+電話を引き込んでいる方が多いかと思うので、もし対象のインターネット回線を契約していれば、無条件に割引が効くということもあり人気の格安SIMの1つです。
通話オプション
大手キャリアと同じく、通話が無料になるオプションがあります。
もし結構通話する方は下記オプションに加入しておきましょう。
①最大60分/月の国内通話が定額 | 【+550円】1ヶ月の間で合計60分間は無料。 |
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②国内通話 10分かけ放題 | 【+770円】1回10分以内なら何度でもかけ放題。 |
③国内通話 かけ放題 | 【+1,870円】無制限に何度でもかけ放題。 |
例えば、「美容院に電話をする」「病院に電話をする」くらいの用途であれば、通話オプションは不要かもしれません。またそれらが合計60分以下になるのであれば、「①最大60分/月の国内通話が定額」への加入をおすすめします。
また、頻繁にかけるけど1回が短い場合であれば「②国内通話 10分かけ放題」の方が向いていると言えるでしょう。
OCNモバイルONE


NTTコミュニケーションズが提供する格安SIMサービスです。
ドコモ回線を使った格安SIMの中では最も速いとも言われています。ドコモカウンターにてOCNモバイルONEも取り扱いを開始したので、契約申し込みは店舗でも可能になったため、申し込みのハードルが下がったのではないでしょうか。
OCNモバイルONEの大きな特徴は、端末が非常に安く手に入る点です。端末1円セールをやっていたり、新機種発売特価で発売したばかりの機種が1万円以下になることもザラにあります。
月額料金も下げたい方で、さらに端末にかかる初期費用を安く抑えたい方にはとてもおすすめできる格安SIMです。
料金プラン
OCNモバイルONE | 500Mコース | 1GBコース | 3GBコース | 6GBコース | 10GBコース |
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月額料金 | 550円 | 770円 | 990円 | 1320円 | 1,760円 |
データ容量 | 0.5GB | 1GB | 3GB | 6GB | 10GB |
通信方式 | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G |
通話料 | (月計10分まで無料) 11円/30秒 | 11円/30秒 | 11円/30秒 | 11円/30秒 | 11円/30秒 |
OCNモバイルONEでは5つのコースがあります。初めて契約する方であれば、まずは6GBまたは10GBが無難なのかなと思います。
余ったデータ量は翌月に繰り越しもできるので、翌月以降から少ない容量に変更してみるのも良いでしょう。
通話オプション
こちらも大手キャリアと同じく、通話が無料になるオプションがあります。
少し変わったオプションがあるのが特徴の1つです。
①10分かけ放題 | 【+935円】1回10分以内なら何度でもかけ放題。 |
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②トップ3かけ放題 | 【+935円】通話時間の上位3人が無料。 |
③完全かけ放題 | 【+1,430円】無制限に何度でもかけ放題。 |
電話する相手が3人以内なら、「③完全かけ放題」よりも「②トップ3かけ放題」の方が安くて無制限に通話することが可能です。
トップ3かけ放題はOCNモバイルONEのみが持つ特徴的なオプションです。
契約するなら端末セットがお得!
OCNモバイルONEを契約する上で絶対抑えておきたいポイントは、MNPで端末セット購入時には13,000円OFFなどの破格の割引がされるので、是非端末も同時に手に入れておきましょう。
OPPO Reno5 A | 10,600円(税込) とにかく全部入りの高コスパスマホ。発売から少し経っていますがまだまだ現役の人気モデル。 |
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moto g31 | 16,501円(税込) 高精彩ディスプレイ・高画素トリプルカメラで、5,000mAhのバッテリーを搭載しているため電池切れの心配はありません。 |
Mi 11 Lite 5G | 15,400円(税込) 薄くて軽くて高パフォーマンスのモデル。カラーバリエーションがおしゃれ。 |
Redmi Note 11 | 12,800円(税込) 滑らかな90Hz駆動のFHD+有機ELディスプレイ。5,000mAhのバッテリーを搭載。 |
その他セール中の端末ラインナップ等詳細は下記公式サイトからご覧ください。
ahamo


NTTドコモの格安プランとして登場したのがahamoです。
通信速度は最も速く、高品質な格安SIMと言っても良いかと思います。
ドコモのスマートフォンを使っている方であれば、基本的にほぼ全ての端末がahamoに対応しているため、SIMを変更するだけでOKです。
また、最も分かりやすい点として料金プランが1つのみという点が挙げられます。
2,970円で20GB、1回5分無料通話込みというプランであるため分かりやすく初心者にとっても乗り換えやすい印象ではないでしょうか。
料金プラン
ahamo | 1プランのみ |
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月額料金 | 2,970円 |
データ容量 | 20GB |
通信方式 | 4G/5G |
通話料 | (1回5分まで無料) 5分超過後は22円/30秒 |
ahamoはたった一つの料金プランしかありません。なのでahamoとの契約はイコールで上記の2,970円で20GB、1回5分通話込みです。毎月3,000円支払うと30円のおつりが来るのは良心的な価格です。
通話オプション
1回5分まで無料の通話が料金プランに含まれていますが、5分では物足らない人にも満足してもらえるように、無制限かけ放題があります。
かけ放題 | 【+1,100円】無制限かけ放題 |
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例えば、ドコモを使っている方の場合、5Gギガホプレミアに契約している方は、データ容量無制限で使い放題ですが、割引適用無しの場合7,315円もかかってしまいます。1回5分通話も含めると毎月8,085円となります。
しかし、データ量を無制限→20GBに制約するだけで半額以下の2,970円になるので、節約のためにスマホの使い方から見直してみてはいかがでしょうか。
初めての方に役立つ格安SIMの基礎知識


格安SIMは通信速度が遅い理由
格安SIM事業者(MVNO)は、大手キャリアの通信設備の一部を借りて通信サービスを提供しています。
そのため、大手に比べると帯域が狭いがゆえに、通信をしているユーザーが多い時は通信速度の低下が顕著になってしまいます。
使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越し可の格安SIMが多い
大手キャリアは使い放題で高額な月額料金ですが、その1か月間ほとんど使わなかったとしても月額料金は変わりませんし、毎月使い放題ですから繰り越しという概念がありません。
しかし格安SIMでは、契約した料金プランのデータ量を全て使い切れなくても、余った分は翌月に繰り越すことが可能です。
例えば3GB/月の契約で、その1ヵ月は1GB余ったという場合、翌月は3GB+1GBの4GBを活用することが可能な仕組みです。そのため無駄なく低コストに抑えられます。
格安SIMが使えない端末と使える端末があるのは電波の周波数帯が決まっているから
スマートフォン本体には受信できる電波の周波数帯が決まっています。大きくはドコモの電波を受信できるスマホ、auの電波を受信できるスマホ、ソフトバンクの電波を受信できるスマホがあります。
またキャリア毎には通信に使用する電波の周波数帯があります。
そのため、キャリアの扱う電波と、スマホ本体が受信できる電波の周波数が合ってないと通信ができなくなってしまいます。
合っている例 | ドコモのSIMが扱う電波の周波数と、ドコモのスマホ本体が受信できる電波の周波数が同じため通信が可能 |
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合ってない例 | auのSIMが扱う電波の周波数と、ドコモのスマホ本体が受信できる周波数バンドだと、スマホ端末がauの電波を受けられないため通信が不可となる。 |
速度の速さと繋がりにくさの違い
混同しやすい言葉の1つで「繋がらない=速度が遅い」というイメージの方が多いです。
格安SIMは、大手キャリアの通信設備を借りてサービスを提供しているため、実は繋がりやすさは大手キャリアと変わりません。
ただ一方で通信速度は幾分か差があり、大手キャリアよりも通信速度は遅いです。
格安SIMって安かろう悪かろう?
格安SIM事業者は自身で通信設備や店舗を持っておらず、設備のメンテナンスや維持費、また店舗のテナント料もかからないため、大手に比べて圧倒的にコストががかかっていないというのが大きいです。
コストがかからないため、その分月額料金をギリギリまで抑えユーザーに還元してくれています。
店舗が無いからと敬遠されがちな格安SIMですが、ここまで安く提供してくれているので仕方がないのかなとも思います。
格安SIMのよくある質問とその回答
さぁ、格安SIMを始めよう


本記事では初めて格安SIMに乗り換える初心者に向け、おすすめの格安SIMを紹介してきました。
それぞれに特徴がありますが、これらの格安SIMは端末+格安SIMのセット購入ができ、また年間契約数が上位で満足度の高い格安SIMなので、契約して後悔することはほとんどの場合ありません。初めての方でも安心して使える格安SIMです。
是非、格安SIMに乗り換えてみてください。意外と普通に使えるので「なんで今まで変えなかったんだろう?」と思っていただけると嬉しいです。
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