ahamoにpovo、Softbank on LINEが3大キャリアから発表がありました。
これで主要なキャリアからの新料金プランは出そろいましたね。
「一体どれを選べばいいの」という方に、それぞれのキャリアの格安プランの簡単な特徴をご紹介していきたいと思います。
- 新プランに乗り換えを検討している
- それぞれのプランの違いを知りたい
- ざっくりと新プランを知っておきたい
上記のような方の疑問を解決する記事となっております。
また、同じような価格で2,980円という価格で提供している楽天モバイルも追加して4つのキャリアをご紹介しています。
目次
ahamo(docomo)の特徴
3キャリアのなかでは最初に発表された新料金プランです。auやSoftbankがサブブランドから新料金プランを出して政府の要望に応えた形に一石を投じた格好になり、とても期待されていました。
先手必勝の形となり、既に申込が55万人に達したという情報もあります。
ahamoの料金プランの詳細をおさらいしたい方はまず「【ahamo登場!】ドコモのスマホ新料金プランは安いのか? 」を参照ください。
1/14時点では、ファミリー割引対象になるように変更されたようです。
家族の1人がahamoに変えてもドコモのギガホ側の家族割の割引率は変わらなくなりました。良かったです。
NTTドコモは、今春、スタートする新料金プラン「ahamo」について、ファミリー割引のカウント対象にする。発表当初は、対象外としていたが、方針を変えた。14日、本誌を含むグループインタビューに応えた同社の井伊基之社長が明らかにした。
(~略~)
これまでの説明では、家族がahamoに切り替えると、たとえばファミリー割引の適用回線が3回線→2回線に減る格好だった。しかし同じ家族グループとして、ahamoを契約する回線がカウントされることになる。
おそらくこの家族割の話はpovoやSoftbank on LINEでも可能になると思うので、ドコモだけの特別な特徴というわけにはならないのではないかと思っています。
もし、ahamoの20GBでは全然足りないような中高生の子どもなどがいるのであれば、ギガホ契約のままにしておき、そこまでデータ容量を使わない両親がahamoに乗り換えたとしても、現在の家族割の割引率は引き継がれるということです。
人気記事ドコモの新プラン「ahamo」に乗り換えるべきかの質問が愚問である6つの理由
povo(au)の特徴
5分かけ放題が唯一オプション扱い(+500円)となり、その結果2,480円と最も安い価格となりました。
これを含めると3キャリアとも同条件(20GBで2,980円)となります。
また大きな特徴としては、トッピングという名の追加オプションが豊富なようなので、最もカスタマイズしやすく個々のニーズに合うのではないかと思います。
「デジタルネイティブな世代なら自身のスマホの使い方わかってるよね、なら安く自分に合わせて使いこなしてほしい」という考え・狙いなのだと思います。
電話をあまりかけない方は2,480円で使えるという点で最もオススメかなと思います。たかが500円、されど500円ですよね。
詳細については「auから新料金プラン「povo」が発表!povoはどんな人に適している?」をご覧ください。
Softbank on LINE(ソフトバンク)の特徴
LINEのデータ通信が使い放題なので、LINE通話(データ通信を使って音声をやり取りしてる)も使い放題になるのではないかと思います。
Softbank on LINEの詳細については「新料金プラン「ソフトバンク on LINE」が発表!そして格安のLINEモバイルが廃止になる!? 」をご覧ください。
20GBで2,980円と仲良く横並びの中で、唯一LINEデータ使い放題なので、LINEを主に利用している方であれば乗り換えても良いと思います。
LINE使い放題は、学生などの利用用途と意外とマッチしているのではないかと思います。昔からソフトバンクって学生割の印象があったので、学生を獲得するのが狙い(学生を狙い、親を巻き込む作戦)の方向性とは一致しているなと思いました。
学生って家に帰ってからでも友達と長電話(LINE通話)したり、LINE通話で勉強を教えあったりすることもあるそうなので、これを無制限に使えるのはデカいんじゃないかなと感じます。
LINE通話が主な使い方になりそうなので、1回5分かけ放題はオプション扱いでもよかったんじゃないかな??
まぁそもそもLINE通話と電話番号による通話は、利用用途も発信先も大きく異なるだろうから両方あるべきだとは思うんですけどね。。。
LINE通話が普及しつつあるスマートフォンは、そろそろ電話番号やそれを使った通話が本当に必要なのかとも思ってきますよね。(LINE通話じゃかけられないところたくさんあるから不便!ってのは承知の上です。)
あとはあまり動画とかを観ないけどLINEで動画や写真を送りあうことの多い主婦層なんかも意外とマッチしそうです。
楽天モバイル
そしておまけの楽天モバイルです。
1年間無料、2年目からは2,980円となるため、1年以上契約し続ける総コストを考えると最も安くなるでしょう。
しかし、基地局数が他の3大キャリアとは比にならないくらい少なく、つながりやすさでは圧倒的に劣っています。
咄嗟の時に圏外になって使えないというのは携帯電話の意味が無いので、「安い」では済まされない致命傷です。
とはいえ、首都圏など楽天回線エリアではデータも使い放題となるので、住む場所や活動地域によっては1年間使い放題という最強のパフォーマンスを発揮します。
繋がる地域にいる方は「【活用術】僕だけが知っている楽天モバイルに乗り換える前に知っておきたい3つのこと 」に記載していますが、楽天モバイルに乗り換えずに楽天モバイルの良いところ取りが出来るようになりますよ。
逆に、繋がらない地域の人は絶対に乗り換えてはいけないキャリアになります。
人気記事絶対に楽天モバイルに乗り換えてはいけない3つの理由とそのズルイ対処方法
3大キャリアはプラン変更ではなく乗り換え扱いになる
docomo→ahamo、au→povo、Softbank→ on LINEへの変更については、MNP等の手続きは不要になるかもしれませんが、単なるプラン変更ではなく乗り換え手続きになります。
同じ会社間での乗り換えなのでどこまで簡略化されるかが次の課題ですよね。
総務省や首相の発言からは、今の料金プランを値下げしろとのことだったと僕は認識していたのですが、結局新ブランドをつくることで値下げした形になります。
例えば「格安SIMは嫌だ。auと契約していたい。」という強い理由があった方がpovoにすんなり乗り換えるとなると、今までの強い意志は何だったんだ、格安SIMとpovoの違いは何なんだ?と思ってしまいますね。
povoは実質auではないのですが「auから登場したプランだ」という思い込みが、乗り換えの原動力になるのかもしれません。
キャリアメールアドレスが必要ならばそもそも乗り換え不可能
メールアドレスは全ての格安プランで利用不可なので、いくらデジタルネイティブ世代でオンライン契約ができると言ってもメールアドレスが必要な方にはこれらプランの選択の余地がありません。
既存の料金の高いプランで契約し続けるしかないと思います。
なぜキャリアメールアドレスが必要なのかを再度確認しておくのも良いのではないかと思います。
僕の場合は、キャリアメールアドレスは2014年あたりからはほとんど使っていません。
迷惑メールばかり来るだけで対人での連絡はLINEが主でした。
もちろん一部の方とはメールでやり取りする機会もありましたが、gmail等の代替手段で全然OKでした。
現在ではキャリアメールでないと登録不可能といったサイトは利便性が悪いと思われてしまうため、どんどん減りつつあります。
そのため、絶対にキャリアメールが必要という状況は徐々に減ってくるのかなと思います。
人気記事【2021年】格安SIMでキャリアメールの必要性は?全く不要と僕が断言する4つの理由
懸念点は、利用できる端末に制限があるのかどうか
3大キャリアの新料金プランは、利用できる端末がまだ未定です。
おそらくどの端末でも使えるならば、ほぼ全員が乗り換える可能性があります。
するとキャリア側からすると減収のためそのような事態にはならないように工夫をしてくるんじゃないかなと思っています。
今は話題性を考慮して料金プランを大々的に発表していますが、端末の情報については一切触れられていません。
ahamoは、発表説明時に「端末については別途」という濁し方でしたので、何かしらの制限が付くような気がしますね。
専用端末のみだとか、親キャリア(ahamoならドコモ、povoならau)で購入した端末のみ使用可能だとか。
どうなることやらですね。続報を待ちましょう。
本日auから「povo」が発表されて3キャリアともオンライン専用プランが出揃いました。
— わい@アドセンス戦略を提供中《Diver》 (@nw_memo) January 13, 2021
ahamo、povo、Softbank on LINEどれも3,000円以下でほとんど条件は同じなので好みの問題になりそうですね。
僕はこの中なら日本通信SIMにすると思います。 pic.twitter.com/p8VwI20j2C
ありがとうございました!