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【技術者が解説】5Gスマホを今買うべきか待つべきかの質問が愚問である5つの理由

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著者:ネットワークエンジニア ぺんた

本記事は「5Gスマホが発売されたけど、今買うべきなの?待つべきなの?」という疑問を持つ方向けの記事となります。

この記事を書いている僕は、企業でネットワークエンジニアをやっていますので、最新の情報通信の動向や、スマホ製品やネットワークに多少は詳しいかと思います。

目次

5Gスマホが発表されました

2020年3月18日、docomoからついに5Gスマホが発表されました。

5Gサービスは3月25日から開始ということで、既にもう5Gを体感できるということで非常に楽しみです。

ドコモ初の5G対応8機種を含む新商品13機種を開発・発売

<2020年3月18日>

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、新商品ラインアップとして、第5世代移動通信方式(以下、5G)に対応したドコモ スマートフォン6機種とデータ通信製品(Wi-Fiルーター)1機種、4G(LTE)に対応したドコモ スマートフォン4機種とドコモ タブレット1機種、加えて「Galaxy S20+ 5G」の東京2020オリンピックモデル1機種の全13機種を開発し、2020年3月25日(水曜)から順次発売いたします。

<新商品ラインアップの主な特長>

ドコモ初の5G対応スマートフォンと、データ通信製品(Wi-Fiルーター)を提供。

機能と価格のバランスがとれ、幅広いニーズにお応えする4G(LTE)対応スタンダードモデルと、タブレットを提供。

https://www.nttdocomo.co.jp/
主なラインナップ
  • Galaxy S20 5G SC-51A 2020年3月25日
  • AQUOS R5G SH-51A 2020年3月25日
  • LG V60 ThinQ 5G L-51A 2020年5月11日
  • Xperia 1 II SO-51A 2020年6月18日(SIMフリー版は2020年10月30日予定)
  • Galaxy S20+ 5G SC-52A 2020年6月18日
  • arrows 5G F-51A 2020年7月30日
  • [データ通信製品]Wi-Fi STATION SH-52A 2020年5月下旬以降
  • Galaxy S20+ 5G Olympic Games Edition SC-52A

[更新]2020秋冬モデルは以下です。

2020 – 21 docomo collection

2020秋冬モデル
  • Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A 2020年11月6日(金)
  • Xperia 5 II SO-52A 2020年11月6日(金)
  • Galaxy A51 5G SC-54A 2020年11月12日(木)
  • arrows NX9 F-52A 2020年11月12日(木)
  • LG VELVET L-52A 2020年12月以降
  • AQUOS sense5G SH-53A 2020年12月以降
  • AQUOS sense4 SH-41A 今冬発売予定
  • 【タブレット】dtab Compact d-42A 今春発売予定

下記にそれぞれ特徴をまとめておきます。

5Gスマートフォン製品

Galaxy S20 5G SC-51A
  • スリムで持ちやすいデザインと、RAM12GB、ROM128GBの最高クラスのスペックを両立。
  • 光学3倍ズーム、約6400万画素の望遠カメラで、ズームしても高画質で撮影可能。
AQUOS R5G SH-51A
  • 高精細な8K動画撮影に対応。
  • 10億色の表示を可能にし、AQUOS R2の2倍以上の輝度となったPro IGZOディスプレイを搭載。
LG V60 ThinQ 5G L-51A
  • 画面付き専用ケース「LGデュアルスクリーン」を装着すると、2画面スマートフォンとして使える。
  • 片方の画面をコントローラーとして使うことで、ゲーム機のような操作が可能。
Xperia 1 II SO-51A
  • トリプルレンズカメラのすべてに「ZEISS LENS(ツァイスレンズ)」を採用。瞳AF(オートフォーカス)が動物にも対応
  • 世界初、1秒間に最高20コマのAF/AE追従高速連写機能で、多彩な描写を実現。
Galaxy S20+ 5G SC-52A
  • 受信時最大4.1Gbps/送信時最大480Mbpsの5G(28GHz帯)通信に対応。
  • 約6.7インチの大画面と、4500mAhの大容量電池、次世代のLPDDR5メモリを搭載。
arrows 5G F-51A
  • 受信時最大4.1Gbps/送信時最大480Mbpsの5G(28GHz帯)通信に対応。
  • Adobeの自動補正により、シャッターを切るだけで、写真がプロ並みの仕上がりに。

5G対応データ通信製品(Wi-Fiルーター)

Wi-Fi STATION SH-52A
  • 受信時最大4.1Gbps/送信時最大480Mbpsの5G(28GHz帯)通信に対応。
  • 最新無線LAN規格Wi-Fi 6に対応、高速有線LANを内蔵し、安定した高速通信が可能。
5Gスマホの料金プランはかなり高価

プランは月7,650円でデータ通信無制限の「5Gギガホ」および、7GBまでの段階型「5Gギガライト」を用意するとのこと。

5Gと言っても現時点ではそこまで爆速通信が必要なサービスが無いので、必須級でもなければ必要性もありません。にもかかわらず、7,650円はさすがに高いのではないかと思えます。

おそらく3大キャリアはこのあたりの価格で出そろうでしょう。

毎月8,000円近くスマホ代で取られるのは高すぎます。まだいらないですよね。

5Gスマホを今買うべきか待つべきかの質問が愚問である5つの理由

なぜ僕がこの質問を愚問と思うのかですが、2021年3月現在、5Gスマホは当然待つべきであると断言します。その理由として以下の5つを挙げます。まだまだ5Gの必要性は感じません。

愚問と思う5つの理由
  1. 発熱問題
  2. バッテリー消費問題
  3. 5G電波の繋がりやすさと5Gエリアの少なさ
  4. 5Gスマホ初期のため本体価格も高い
  5. 5Gに対応した必須級のサービス・アプリが少ない

発熱問題

ARROWS X F-05Dという製品を知っているでしょうか?買った身としてはいまだに忘れられないです。

簡単に説明しておくと、4Gの通信速度に処理が追いつかないスマートフォンなのです。

  • 何もしていなくても、4G基地局を探すだけで爆熱。そして熱のせいで機能制限。
  • 防水機能のおかげで熱が本体内にこもりやすく、熱が逃げない。
  • 挙句の果てに熱で危険温度になると強制シャットダウン。

今となっては良い思い出ですが、使えないケータイということで有名でした。

当時「全部入り」として発売されましたが、不具合さえも入っており、本当に全部入りで最悪な思いをしました。

おそらく5Gになると4Gに比べ通信速度が向上するので、1秒当たりの処理負荷(いわゆる消費電力)が大きくなります。その影響で想定以上の発熱が起きることが想定されます。

ユーザーのどんな使い方を想定してテストしているかも分かりませんからね。

-追記- (参考) arrows 5G レビュー・評価(価格.com)

4Gの時のような酷評ではないようです。普通に使えるスマホになっているので少し安心しました。

バッテリー消費問題

もちろん消費電力が大きくなれば、バッテリーの減りも早くなります。

4Gスマートフォン発売当初は、1600mAhと非常にバッテリーが小さかったのも理由の1つなんですけど、バッテリーが半日持てばすごいといわれるスマートフォンでした。

また、4Gエリアから5Gエリアへのハンドオーバー、またはその逆へのハンドオーバーの際にもスマホ自身に大きな負荷がかかります。

場所によっては、

『4Gに接続→微々たる移動→5Gへ接続→微々たる移動→4Gに接続→…』

とハンドオーバーを永遠に繰り返してしまう「ピンポン現象」も発生します。

これにより想定外の過度の発熱やバッテリー消費が大きくなってしまいます。

当時、大学に片道1時間で通っていたのですが、スマホを触らなくても50%までバッテリーが消費してしまっていました。

負荷がかかればバッテリー消費も大きくなるので、今と同じような電池の減り具合と思わないほうが良いでしょう。予想以上にバッテリー消費が起こります。

まぁさすがにバッテリー4000mAh以上積んでいますが(AQUOSだけは3,730mAh)消費電力が分からない以上、怖いですね。。。

5G電波の繋がりやすさと5Gエリアの少なさ

電波の繋がりやすさ

また、以下の資料を見るとまだまだ5G利用可能エリアは限られていますので、少なくとも基地局が増えた段階で買い換えるべきではないかと考えます。

5G通信利用可能施設・スポット一覧 (2020年3月18日更新)(PDF形式:917KB)PDF

現在4G通信網は、いわゆるプラチナバンド(電波の周波数の特性上、繋がりやすい)に割り当てられています。

それに比べると5Gの電波は、以下のように3~4GHzを使用しています。(単位を直すと、3,000~4,000MHz(メガヘルツ))

5G電波の周波数帯域
  1. 3600~3700MHz(100MHz幅)
  2. 3700~3800MHz(100MHz幅)
  3. 3800~3900MHz(100MHz幅)
  4. 3900~4000MHz(100MHz幅)
  5. 4000~4100MHz(100MHz幅)
  6. 4500~4600MHz(100MHz幅)

今の4Gのプラチナバンドは、700MHzから900MHzなので、5Gの3~4GHzに比べると非常に低い周波数帯です。

上記のように5Gは非常に高い周波数帯を割り当てているため、電波特性上、直進性が強く、遮蔽物により遮られてしまいます。

このような特性から高周波数帯は繋がりにくいといわれています。(無線LANは主に2.4GHzと5GHzを使用しています。5GHzの方が速いですがつながりにくいです。)

そのため、本来接続したい基地局(5G電波)に繋がらず、より繋がりやすい基地局(4G電波)へ繋がってしまうことが多々あります。

そのため「5G使い放題」と謳われていても、あまり使い物にならないのではないかと、ネットワークエンジニアの僕は思っています。

以下、5Gと4Gの繋がりやすさと通信速度の簡単な対比です。

参考情報ですが、こういった基地局や電波の繋がりやすさの問題は近年MNOとなった「楽天モバイル UN-LIMIT」でも起きています。

楽天モバイルに乗り換えてはいけない3つの理由とその対処方法」でも記載していますが、楽天回線の周波数が高く障害物があるとつながりにくい影響で、楽天回線エリアにいるのにも関わらずパートナー回線に接続されてしまうことが頻繁に起きています。

楽天回線の使用する周波数帯
  • Band 3 [1.7 – 1.8 GHz](1730MHz~1750MHz/1825MHz~1845MHz)
    楽天モバイルが唯一扱える周波数帯。他のキャリアも使用している周波数帯であり、日本で発売されている端末であれば確実に問題ない。
  • Band 18 [800 MHz](815MHz~830MHz/860MHz~875MHz)
    パートナー回線。上記のband3の楽天回線の基地局に接続できない時に、このバンドをauから借りて接続する。楽天モバイルの基地局はまだまだ少ないので、band 18にも対応する必要がある。(参考:総務省「1.7/3.4GHz帯の周波数再編の概要」)

Band3は1.7~1.8GHzなので、5Gに比べれば全然繋がりやすいです。ただ、4GのBand18が繋がりやすすぎるんです。

▶楽天回線エリアなのにパートナー回線に接続される時の対処方法

このように、電波の特性上、スマートフォンは最も信号受信強度が大きい電波(基地局)に接続しようとします。ゆえに少しでも遮蔽物があれば5Gよりも4Gの方が信号受信強度が大きくなってしまうため、5Gには繋がりにくくなってしまい、結果4Gに繋がるという現象が生じます。

5Gスマホ初期のため、本体価格も高い

5G対応スマホ本体も、非常に高い買い物ですし、新サービス初っ端の端末を購入するのは正直恐ろしいです。

今は控えておくのがベストだと思います。今買う必要はありません。

ちなみに2021年3月現在、5Gスマホは各キャリアからも発売されていますが、割引オプション等を考えずに素のままで購入しようとするとSonyのXperiaや富士通のArrows、シャープのAQUOSは、10~12万円前後の価格でした。

Googleが販売しているPixel5/Pixel4a5Gは、それぞれ74,800円/60,500円と割とリーズナブルではありますが、それでも5万円Overします。

そこまでして5Gを使って何をするのか一度考えてみてはいかがでしょうか。上述したようにエリアが狭く、活用できる場は限られます。

今後は、おそらくHuaweiやOPPO、Xiaomi等の海外ブランドがもっと低価格な5Gスマホを今後販売してくると思いますので、国内メーカーそれらに追随する形となるのではないでしょうか。このままだとどんどんシェアを取られますからね。

5Gに対応した必須級のサービス・アプリが少ない

出典:5Gサービスエリアマップ(ドコモ)

上記図では3月21日時点での5Gサービスエリアマップです。(赤いエリアが5G)

5Gを活用できるエリアがスポット的であり、まだまだ少ないのに加え、5G限定のサービスやアプリや必須級のアプリは現在は全くありません。そろそろスポーツ観戦時に5Gを利用したサービスが出てきそうですが、その程度です。

今5Gスマホを買っても活用できるシチュエーションは限られ、結局「まだまだいらないな…」と5Gスマホを持て余しそうです。5G目当てで5Gスマホを購入しても「5Gを思っていた以上に活かせない」という状態になるでしょう。

たまたま通勤や通学の一部の駅で5G通信ができるくらいで、日常的に5Gを使えるといったものではありません。

まだまだスポット的にしか繋がらないため、4Gと5Gの切り替えがうまくいかず5Gに繋がらないといった事象も起きています。

5Gスマホはいつ買うべきなの?

「じゃあいつ買えばいいんだよ?」という疑問が出てきますが、今後の動きとしては、5G通信網が整備され、どこかのタイミングで4Gよりもつながりやすくなってくるでしょう。その頃には5G対応サービスも増えてきているかもしれません。

また、4G利用者を減らすためにキャリアからもどんどん5Gへの乗り換えを催促してくる流れが起きると思います。利用者をなくさなければ停波できないからです。

「5Gへの乗り換えを催促」ということはお得になるキャンペーンが発表されると思います。

過去、3Gを停波するために、4G乗り換えキャンペーンを実施して半年間くらい実質無料で使えたような記憶があります。

また、5Gを普及させるためにも、端末価格の安いモデルも作られると思います。

ここ最近の流れだと、HUAWEIやOPPOがSIMフリー機で5G対応モデルが3万円前後くらいには値下がりしてくると思います。

よっぽどの新しい物好きでなければ、上記のような動きになるまでは、5Gスマホの買い替えは待つべきだと思います。

今スマホを買いたいのであれば、5Gの普及までのつなぎとして2021年でも十分現役なSIMフリースマホを購入しておきましょう。

▶2023年も余裕!オススメSIMフリースマートフォンを厳選!

ズバリ!5Gスマホ買い替え時期のベストタイミングは?

5Gスマートフォンはまだ買うべきではないと僕は思います。2021年もまだまだエリアは狭いでしょう。

2022年頃になれば、普及したと言える程度にはなるのかなと思います。

今は、たとえ家の中が5Gエリアだとしても、遮蔽物の影響で4Gにつながってしまうことが頻繁に発生してしまい、まだまだ5Gの恩恵は受けられないように思います。

まだまだ5Gスマホの必要性は皆無でしょう。

店員に「5Gスマホは使い放題!」と5Gスマホを勧められても、使い放題のエリアが限られる&5Gエリア内でも4G基地局に繋がってしまい使いづらいということを考慮しておきましょう。

そのため、5Gスマホへの買い替え時期は、5Gエリアが十分に広がってから5Gスマホに乗り換えるのがベストでしょう。その頃には端末価格も今より下がっていると思われます。

▶【今買うのは注意!?】2023年買っては いけないスマホの特徴4つとその理由 

以上、「5Gスマホを今買うべきか待つべきかの質問が愚問である3つの理由」でした!!

参考リンク

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